PJ: 高橋 清隆
【書評】『鳥インフルエンザの正体――全世界に死と恐怖をもたらす遺伝子操作ウイルス』ジョン・コールマン著
2009年05月07日 06:32 JST
ジョン・コールマン著『鳥インフルエンザの正体』 
連日、豚インフルエンザの感染騒ぎが報じられている。このウイルスが人類を減らすための細菌兵器であると確信できる本である。著者は「陰謀論者」として知られる。
1998年の冬、家禽(かきん)を媒介とするインフルエンザがアジアで流行し始めた。H5N1型と呼ばれるものだが、世界的には広まらなかった。鍵となる遺伝子要素が一つ欠けていたためだと分析する。ウイルスを作り出したCAB戦争研究所はこの「欠陥」を克服するために全力を挙げていて、リメークされたH5N1は伝染病と言える規模で登場し、人類史上最悪の殺人伝染病の一つとなると予言する。
今、メキシコを中心に猛威を振るっているのは「豚」だが、本文では「鳥」と特定していない。自然界にあるウイルスが種を飛び越えることはなく、素人目にも今回の感染は腑(ふ)に落ちない。5月4日の新聞に「新型ウイルス 10年かけて混合 起源判明 人・鳥・豚の計4種」と題する記事があった。豚は人と鳥型の両ウイルスが感染する細胞を持つことを紹介し、今回のウイルスが重複感染した豚を通じて混合されたと説明している。典型的な言い訳報道である。
今回のインフルエンザが細菌兵器だとして、一体何のために人を殺さなければならないのか。世界の人口は増えすぎたので「殺菌」する必要がある、と権力者は考えているという。伝染病の開発は「グローバル2000」と名付けられた大量殺りく計画の一部で、工業と大規模農業の破壊の助けを得ながら失業や飢餓を生み出し、病気や死に拍車を掛けようとする。
「グローバル2000は、経済と疫病という2正面作戦だ。まず、ターゲットとなった国の経済が構造的に苦しくなり、それに続いて失業が目を見張る勢いで急増する。大量失業の後には大規模な栄養不良が起こり、大衆は衰弱して、やがてCAB研究所がばらまくさまざま流行病による死者が積み重ねられる」
まるで、わが国の変化のようだ。第三世界で経済破壊を実行するのは、IMFとされる。そういえば、2002年に出された「ネバダレポート」には、財政破たんしたわが国をどう建て直すかについての無慈悲な処方せんが書かれていた。
世界の権力者たちは、2020年までに世界で25億人を一掃する計画でいる。これは米国防長官を務めたロバート・マクナマラが1970年、世界の主要銀行家を前にした演説の中にある。2020年の人口予測を「100億人」としているから、すでに効力を発揮しているのかもしれない。人口削減の先にあるのは、「人類家畜化計画」だ。「三百人委員会」を中心とするわずかな支配者が、生き残った10億人程度の人間を奴隷のごとく使う。
驚いたのは、学校で教えられる大哲学者たちの正体が、実は鬼畜同然だったこと。間引きを正当化する「マルサス主義」はトマス・マルサスを曲解したものと習ったが、『人口論』は彼の本音である。同書には「新世界秩序(New World Order)」の文言もある。古典派経済学の巨人アダム・スミスは、『国富論』で人間を犬に例えている。2人とも英国東インド会社の高位メンバーだった。
平和主義者として知られるバートランド・ラッセルは「戦争ではこれまでも十分に人間を殺せていない」と失望し、「黒死病(ペスト)が再びもたらされねばならない」と述べている。ラッセルは三百人委員会の首席大使だった。ローマクラブを指揮したアウレリオ・ペッチェイは、『わたしは究極の敵と出会った。それは人類だ』と著書に記す。あまりに多くの「無駄飯食い」がいて世界にごみをまき散らし、天然資源を必要以上に消費し、川や土や海を汚していると嘆いている。
著者のコールマン博士によれば、エイズもC型肝炎も、人口削減のため意図して作られたものだという。弱った体には、伝染病が効く。エイズウイルスは1978年、米国のフォートデトリック研究所の試験管で誕生した。C型肝炎は全米で400万人が感染しているが、5.2パーセントしか自覚がない。人類最大の脅威はC型肝炎だと、著者は警告する。
疫病による死亡者数はすでに、第一次、第二次大戦の死亡者数の合計の8倍に達している。エボラ出血熱や新型ウイルスも含め、遺伝子工学を駆使した生物兵器の開発は1974年から1981年までの、キッシンジャー=ブレジンスキー政権下の米国で行われたという。キッシンジャーは三百人委員会の奉公人であり、ブレジンスキーはユダヤ人。彼らを後ろ盾にしたオバマ政権下で今回の豚インフルエンザが流行しているのは興味深い。
この深刻な告発を「陰謀論」と片づけるのは、新聞やテレビが触れないからだろう。著者は「現在起こっていることの大部分は新聞などの記事には出ないようになっている」とくぎを刺す。国民をだますのがマスコミの本質。実行者が企てを書かないことなど、当然である。冷静に考えるほど、つじつまが合う。WHOは口減らしの手先だが、このところアジア出身の幹部を礼賛する記事が目に付く。行革のときは、結核病院の廃止を唱導していた。
連休の初日、東京の上空には、ケムトレイルと思われる白い筋が延びていた。報じられることはないが、何かの薬品をまいているのだろう。コールマン博士は終章で読者に問いかける。
「『こんなことをしようという者がいるわけがない』などと愚かな考えを持ってはいけない。あなたの生命には、戦うだけの価値がないというのなら、ほかに何が残されているというのか」
われわれにできるのは、この情報を1人でも多くの人間に伝えることである。
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