PJ: 林田 力
「ブランズシティ守谷」の新築マンション表示誤り
2010年07月15日 16:35 JST
ブランズシティ守谷を新築マンションとして掲載(撮影:林田力、撮影日:2010年7月13日) 
【PJニュース 2010年7月15日】リクルートの運営する不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)では不動産公正競争規約(不動産の表示に関する公正競争規約)に反する表示をしている。東急電鉄・東急不動産らの分譲マンション・ブランズシティ守谷(茨城県守谷市ひがし野)を「新築マンション」の項目に表示する。しかし、ブランズシティ守谷は新築マンションには該当しない。
不動産公正競争規約第18条では「新築」を「建築後1年未満であって、居住の用に供されたことがないものをいう」と定義する。事業者は上記の場合に「新築」という用語を使用することができる。ところが、ブランズシティ守谷は2009年1月20日に竣工した。既に竣工から1年以上経過しており、新築マンションではない。
不動産公正競争規約は不動産広告に関する不動産業界の自主規制基準である。不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)に基づき、不動産公正取引協議会連合会が申請し、公正取引委員会が認定した。そのために自主規制基準とはいうものの、公的なものである。不動産公正取引協議会連合会は各地区を管轄する公正取引協議会(地区公取協)を会員とする。関東を管轄する地区公取協は首都圏不動産公正取引協議会である。
ブランズシティ守谷を分譲する東急不動産は首都圏不動産公正取引協議会の維持会員(公正競争規約に参加する宅地建物取引業者)である。また、SUUMOを運営するリクルートは首都圏不動産公正取引協議会(広告代理店・サイト運営会社など)の維持会員である。両社とも不動産公正競争規約を率先して遵守しなければならない立場である。
ブランズシティ守谷は2010年7月10日頃にようやく完売した。竣工後1年半も売れ残ったところに新築マンション市場の冷え込みの一端がうかがえる。また、ブランズシティ守谷は戸建て住宅が広がる郊外住宅地に30階建ての超高層マンションであり、周辺住民から景観破壊などを理由に建設反対運動を起こされた。それに加えて、新築に該当しないのに「新築マンション」の項目で表示する姑息さも売り手の不誠実さを印象付ける。
マンション建設反対運動では「地域住民を無視して建設を強行する不動産業者が消費者に誠実な筈がない」と指摘される。その法則はブランズシティ守谷にも該当する。【了】
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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