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PJ: 大谷 憲史

【がんばろう!宮崎】今年限りの復活「みやざきサマーナイトフェスティバル」
2010年08月24日 05:35 JST


今夏初めて大淀川に花火が打ち上がった(8月22日 宮崎市橘公園通り 撮影:大谷憲史) 

【PJニュース 2010年8月24日】8月22日、宮崎市の橘公園通りで、「みやざきサマーナイトフェスティバル」(同実行委員会)が行われた。口蹄疫による落ち込んだムードを払拭するため、宮崎市が実施している「緊急観光キャンペーン」に対して、大淀河畔のホテル2社で実行委員会を立ち上げた。一昨年まで26回にわたって「みやざき夏の夜まつり」が行われていたが、資金難のため中止されていた。今回、宮崎市が運営費を補助し、名前を変えて今年限りの復活となった。

大淀河畔の橘公園は、川端康成の小説『たまゆら』の舞台であり、1965(昭和40)年にはNHKの連続テレビ小説化にされ、全国的に有名な場所となった。川端康成も河畔のホテルに泊まり、夕日が見える風景が好きだったらしい。

新婚旅行ブーム、この大淀河畔はホテル街であった。バブルがはじけ、景気が低迷していく中、ホテルが相次いで撤退し、その代わりにマンションが進出するようになった。

一昨年まで26回にわたって行われてきた「みやざき夏の夜まつり」が、資金難で中止に追い込まれた。また、今回の口蹄疫の問題で、被害は観光業にも及んだ。この落ち込んだムードを払拭しようと老舗のホテルである宮崎観光ホテルとホテルプラザ宮崎で実行委員会を立ち上げ、緊急観光キャンペーンを実施している宮崎市の補助で、「みやざきサマーナイトフェスティバル」と名前を変えて、今年限りのイベントとして復活した。

歩行者天国となった橘公園通りには、家族連れら約9万人(主催者予想)が詰め掛けた。

メインステージでは、エイサーで宮崎を元気付けようと、会場を巻き込んでの太鼓パフォーマンスが繰り広げられた。また、宮崎県出身の今井美樹さん、コブクロの小渕健太郎さん、布袋寅泰さん、同じくコブクロの黒田俊介さんの曲『太陽のメロディー』に合わせて、来月開催される「まつり・えれこっちゃみやざき」に参加するダンスチームが合同で、口蹄疫からの復興の願いを込めて踊った。

午後9時からは、大淀川では今夏初めて3000発の花火が打ち上がった。仕掛け花火などの華やかさはなかったが、夏の終わりに花火を観ることができた。

今月27日、口蹄疫の「終息宣言」が出される予定になっている。

被害のもっとも多かった川南町では、堆肥にウイルスが残存している可能性があるため、堆肥にブルーシートをかぶせて、堆肥の温度を60℃に保つ作業(堆肥化処理)が行われている。

口蹄疫が発生した最前線の現場では、私たち一般市民が知らないところで作業が継続しているのである。

今後も、気を緩めてはいけないということを肝に銘じておかなければならない。防疫として、消毒マットがあれば靴底の消毒をするというように、これまでやってきたことをそのまま継続すれば良い。

しかし、このようなイベントを通じて、宮崎は少しずつ歩みを進めようとしている。全国のみなさん、これからも宮崎を応援してください。【了】

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