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PJ: 大谷 憲史

やはり見過ごせない、地元放送局が選挙速報でフライング=宮崎
2010年01月25日 07:29 JST


残念ながら1分違いで19:59の記録はWEB魚拓に残せなかったが、大きな問題であることには間違いない(MRT宮崎放送のホームページのニュース速報のキャプチャ画像 作成:大谷憲史) 

【PJニュース 2010年1月25日】1月24日、任期満了に伴う宮崎市、都城市、延岡市の市長選及び宮崎市議補選、都城市議選の投開票が行われた。今回も地元マスコミは、午後8時の時報とともに、当確情報を流した。各マスコミの出口調査を元にしたものだが、あまりの早さに、「その情報は確かか?」と疑ってしまいたくなる。が、もっと疑いたくなることが起きた。

午後8時すぎ、テレビの上部に選挙速報が流れた。早々の当確情報である。どうしてこうも早く情報が出るのかと不思議でならないが、インターネット上でも早く当確情報を流しているのか、確認してみた。

NHK、UMKテレビ宮崎、宮崎日日新聞のホームページには、選挙速報は出ていなかった。しかし、MRT宮崎放送のホームページには、早々と当確情報が流れていた。他社と競争しているわけではないと思うが、その時刻を確認したところ、「2010/01/24 19:59」となっていた。

目を疑った。

午後8時には1分足りない。完全なフライングである。

小沢問題で中央のマスコミが叩かれている中、地方のマスコミもこのざまである。

この事実をWEB魚拓に取ろうとしたところ、日付が「2010/01/24 20:04」に変わっていた。また、そのページの更新日付は、「2010年01月24日20時14分更新」となっていた。

つまり、この約15分の間、「19:59」がホームページに表示されていたことになる。

このことを確認するために、MRT宮崎放送の報道部に問い合わせた。

電話に出られた方がいきなり、「あ、その件ですか」と切り出した。MRT内でも分かっていたのか、それとも他の市民からも問合せが来ているのか分からなかったが、すぐに担当者のS氏が電話に出られた。

S氏に経緯を説明し、「これはマスコミとしてフライングではないか」と質したところ、S氏は、「19:59」の表示がホームページに出ていたことを認めた上で、「速報情報は午後8時を過ぎてから出した」と放した。

なぜ日付が「19:59」になっていたかについて、S氏は、「前もって原稿を作成していたパソコンの時刻が、そのまま原稿に反映されており、それをそのままサーバーにアップしたため、あのような日付が出てしまった」と説明した。実際は、「20:04」にアップしたということで、午後8時14分に日付を変更したということらしい。

私以外からの問い合わせはないのかを確認したところ、ないとのことであった。「分かりました」と言うことで電話を切ったが、どうも腑(ふ)に落ちない。

ではなぜ、時刻に違いが生じたのだろうか。

MRTがどうやってサーバーへデータをアップしているのか分からない。私もホームページを持っているが、掲載している情報の日付は手入力している。先ほどのS氏の説明では、前もって原稿を作成した時刻がホームページに反映されたとしているが、まさか、原稿作成者が「19:59」と手入力することはないだろう。

速報を流すマスコミなので、いちいち日付を手入力するのではなく、サーバーにデータをアップした時刻がそのまま表示されるようになっているのかもしれない。

S氏が説明したように、確かに午後8時が過ぎてから速報をサーバーにアップしたのであれば、使用していたパソコンやサーバーの内部時計が1分ほど遅れていたことになる。これは致命的である。

というのも、私がおかしな日付をWEB魚拓に残そうとしたのは、午後8時15分。しかし、残されたWEB魚拓にはすでに日付が修正され、ページ上部には午後8時14分更新と書かれていた。ここですでに1分の誤差が生じている。「お前の時計がおかしいのだ」と言われそうだが、いわゆるインターネット時計を利用して時刻はきちんと合わせている。

S氏の説明を聞く中で、当初、どうでもいいようなことで、記事にするようなことはしないと考えたが、その後考えが変わり、こうして記事を書いている。「どうでもいいようなことではない」のである。

たかが1分、されど1分。

しかし、マスコミにおけるこの「1分」は、大きな問題ではないのだろうか。

それが、日常使用しているサーバーやパソコンに原因があるのなら、なおさらである。ホームページを閲覧する者にとっては、そこに書いてある情報がすべてである。S氏が説明するようなMRTの内部事情など知るすべもない。

1月19日には、朝日新聞が発表した外国人参政権に関する世論調査で、その調査対象が全国の有権者なのか、名護市の有権者などで二転三転したが、このことに関して朝日新聞はお詫びを出すことはなかった。

今回のMRTの場合も、私以外にこの問題のホームページを見た視聴者がいてもしても、会社としてお詫びを出すことはないだろう。しかし、この件をこのままにしてはいけない。ミスに気づき、後で日付を修正したにせよ、間違いは間違いである。

この件が選挙に関するマスコミ協定や報道規制、または選挙違反にあたるのかは分からないが、この事実を宮崎県警察本部に通報した。【了】

■関連情報
MRT宮崎放送の2010年1月24日 20:15に記録された魚拓
(残念ながら1分違いで19:59の記録は残せなかった)

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