PJ: 三田 典玄
JATA旅行博で注目された「広大な空き地」。中国の展示
2010年09月25日 08:45 JST
広大な「空き地」となった旅行博の中国の展示スペース。向こうに見えるのはマカオの展示。 
【PJニュース 2010年9月25日】尖閣列島問題で中国政府の強行な態度が国際的な批判を浴びる中、日本と中国のあいだがぎくしゃくしている。24日の午後、日本政府は公務執行妨害の容疑で逮捕・勾留されていた中国人船長を、処分保留のまま釈放する決定をした。
同日、東京ビッグサイトで始まった海外旅行の展示会「JATA旅行博2010」(JATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会主催)の初日、24日の業界関係者向けの展示では、中国政府の決定で急遽中国国家観光局の展示が取りやめになり、そのスペースには広大な「空き地」が出現することになった。
一方、尖閣列島問題で同じく領有権を主張している台湾は、中国から「領有権を一緒に主張しよう」との呼びかけにも応えることなく、9月17日に「中国とはこの問題では連携しない」と、中華民国・国民党の秘書長・金溥聰氏が外国人記者クラブで公式に表明。その対応に鮮やかな対照を見せた。
実際、台湾の旅行博の展示は非常に大きく、かつ華やかなもので、空き地となった中国の展示とは違ったものとなった。加えて、24日には台湾の政府の毛治国・交通部長(交通大臣)、頼瑟珍・交通部観光局長が訪れ、台湾少数民族の舞踊団と一緒に写真を撮ったり、展示中の台湾から来たホテルや娯楽施設などの展示を見て回った。また、それに台湾から来たマスコミ、業界の関係者などで人だかりができるなど、一時は台湾の展示スペースはたいへんな混雑となり「空き地」の中国の展示との対照がいっそう鮮やかなものとなった。
また、中国の一部である香港、マカオも展示は停止されておらず、大陸中国本土の展示スペースだけが「空き地」となっている。【了】
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