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PJ: 三田 典玄

中華街の「双十節パレード」は今回中止、台湾の台風による大水害で=横浜
2009年10月07日 06:00 JST


2008年の横浜中華街:双十節のパレードの様子。(撮影:三田典玄 2008年10月10日) 

【PJニュース 2009年10月7日】10月10日は、孫文が1911年に起こした辛亥革命の日「双十節」だ。この日、清朝が倒れ、中華民国が設立された。「双十節」は十が2つ並ぶので、この名前がある。台湾はこの日を建国の日として、毎年派手にお祝いをすることになっている。もちろん日本でも横浜中華街などでパレードが行われ、中国式の獅子舞や爆竹の音やドラの音が町中にあふれる。PJも毎年のこの催しを楽しみにしていて、10月10日には必ず横浜中華街を訪れることにしている。

パレードには「ミス横浜中華街」はじめ、中華学校の生徒による踊りや、台湾の実質的な大使館である「台北中日経済文化代表処」の代表(大使にあたる)も一緒に横浜中華街を練り歩く。中華系の派手な原色がまぶしく、この日だけは中華街全体が沸き立つパレードだ。

しかし、横浜の双十節のパレードを主催している「中華民国留日横浜華僑総会」は、このパレードを今年は中止し、水害の支援のための活動に変更することを決めた。

理由は、今年8月に台湾を襲った台風による大水害である。大水害での死者は100人を超え、その対応がまずかったとのことで台湾政府の閣僚も全員が辞任する、ということになった。「お祝いどころではない」という状態だからであるという。もちろん、台湾本国で行われる双十節の行事も中止になったとのこと。代わりに、中華街の関帝廟のすぐ横にある「横浜中華学院」の校庭での獅子舞、バザー、本通りのみでの獅子舞などは行われ、規模は大幅に縮小したものになるという。

一昨年くらいから、横浜中華街でも不況の影響でいくつかの店が一時的に給与の不払いなどに陥るなど、状況はあまり良くないと言われている。最近、中華街を歩くと3千円以下のコース料理などの「激安メニュー」も増えている。双十節のパレードもこの地域での大きな観光資源の1つであるが、今年は不況に加えて本国の大水害によるパレードの規模縮小である。台湾本国から遠く離れた横浜中華街にも、大水害は大きな影響を与えている。

今年の双十節の規模は、かなり縮小されたものにはなるものの、PJはやはり行ってみようかと思っている。

なお昨年のパレードの様子はこちら(台湾新聞社:公式ページより)。【了】

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PJ 記者