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PJ: 石川 信義

昔とんぼの旅日記-イラン編(37)
2009年11月28日 09:21 JST


(画:石川信義) 

【PJニュース 2009年11月28日】レストランから戻って来て、ここまで書いた。

明日はこの町のどこか建造物を、明後日はペルセポリス遺構を見るつもり。その翌日の夕刻の便でテヘランへ戻る。この旅も終わりが近づいている。

旅はペルセポリスを見て終わりとしよう。ここにはそれなりの感動があること確実だから。ペルセポリスでは「各国使節のペルシヤ王への貢ぎ物の図」や「獅子と牡牛の闘いの図」のレリーフを見たい。

モスクやなにかは、期待して見に行くと「なんだ、こんなものか」と存外つまらなかったりして、「これは凄い」というものにはめったに出会えない。その点、古代遺構というのは裏切らない。柱石や礎石だけ見ていても、いや、だからこそ、こっちの頭の中に往時の情景がありありと浮かぶ。要は、想像力が僕の中にどれだけあるか、ということなんだナ。つまらなければ、それは、こっちの力が無いってことだ。

ともあれ、僕は、ペルセポリス、それから、テヘランの考古学博物館をもって、この旅を締めくくる。

考えてみたら、このイランの旅、「イスラム共同体」の方はさっぱり見えて来ない。どだい短かい旅でそれを実感しようということ自体が無理なんだ。

日々、イラン人の表の姿は目のあたりにしてきたが、その奥の姿はいまいち目に見えて来ない。この旅は、「エマーム・モスクの青」と、「ペルセポリスのレリーフ」を見た、よい人たちにも出会えた、そういうことで満足するしかないだろう。

でも、今、僕は楽しく旅を続けている。あと5日!【了】



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PJ 記者