PJ: 宮本 聰
薬の長期処方をみんなで控えよう! 被災地患者を救うために
2011年04月04日 07:50 JST
【PJニュース 2011年4月4日】未曾有の被災地では、薬が足らず思った治療ができない状態が続いています。
あすか製薬株式会社の現地工場が震災に遭い、甲状腺機能低下症治療薬「チラーヂン」の生産がストップしていることが報じられました。また、日本医師会は去る23日、「全国的に供給不足になるのではないかとの心配がある」と指摘した上で、通常、3-6ケ月の長期処方がなされていることが多いとして、当面は長期処方を自粛するよう求めました。更に、チラーヂン以外にも不足が懸念される品目が複数あるとの認識を示し、「長期処方の自粛は、チラーヂンに限定せず、薬品全般に対してのお願いだ。」としています。
この背景には、主として生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂質血症など)等慢性疾患では、1回の診療で長期間分の薬を投与するケースが多く、特定の薬を除いては長期間分の処方が常態化しています。患者にとっては通院の手間が省けるので、重宝がられています。
震災被害地のお医者(現役医師Drコトー)さんがブログで次のように呼びかけています。
「みなさんにお願いがあります。症状が安定しており、通院がたいへんだからとの理由で、60日処方とか長期処方してもらっていた薬を、しばらくは(被災した工場が以前のように稼働したり他の工場で生産が間に合うまでは)28日処方にしていただきたいと思います。被災地では、生命維持になくてはならない薬や、数日間きらしてしまうと大事故につながりかねない薬が、必要な患者さんに十分いきわたっていません。実際に、被災地では、高血圧の薬がきれてしまったために、死亡事故につながっています。また、明らかに、血圧上昇や不整脈発作、それから気管支ぜんそく発作の患者さんが、震災以後、とても増加しています。これらは、いずれも生命にかかわるような発作や病状悪化を起こしかねない病態です。ですから、症状の落ち着いているいわゆる慢性疾患の患者さんは、あと2カ月くらいは、28日処方までにしていただきたいのです。」
筆者は4月1日、成人病疾患のためかかりつけ医を訪ねました。いつもは60日処方を受けていますが、今回は28日分にしてもらいました。従来より1回余分な手間と再診料がとられることになりますが、「自分でできることから始める」という気持ちで変更しました。被災地以外の地区にお住まいの患者さんのご協力を是非お願いします。【了】
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