PJ: 宮本 聰
全国初の「受動喫煙防止条例」が間もなくスタート=神奈川県
2010年02月08日 11:57 JST
会場前の玄関でスモークフリーを呼びかけるキャラクター(撮影:宮本聰 2010年2月6日 湘南台文化センターにて) 
【PJニュース 2010年2月8日】全国初となる、『神奈川県公共施設等における受動喫煙防止条例』の施行を前に県民フォーラム「スモークフリー」が2月6日(土)、湘南台文化センターで催されました。
スモークフリーとは、煙から開放されて自由になるという意味で、間違っても煙草が自由という意味ではありません。2009年3月31日公布(平成21年条例第27号)された同条例は、平成22年4月1日から施行されます。この日のフォーラムは、条例の周知の促進及び受動喫煙防止に向けての県民機運のさらなる醸成のために開催されたものです。
神奈川県では第1種施設(学校、病院、劇場、映画館、観覧場、集会場、運動施設など)においては禁煙が義務付けられ、第2種施設(飲食店、宿泊施設、ゲームセンター、カラオケボックスなど)では、禁煙か分煙を選択することが義務付けられることになりました。
当初の計画から大幅な譲歩となったこの条例ですが、官公庁はもとより民間経営の飲食店まで幅広く受動喫煙の防止を展開することになります。ますます受動喫煙防止が強化される中、県民はどう取り組むのでしょうか。その成果が期待されます。飲食店などではお客さんの減少やトラブルを心配する声もあります。しかしながら受動喫煙の害に対する認識の高まりから、今後とも強化されることになるでしょう。がん撲滅を図ろうとする神奈川県民の総意として全国に先駆け取り組むことになりました。
冒頭挨拶に立った松沢神奈川県知事は、集まった約200人を前に条例化の経緯を簡単に紹介しました。
1)神奈川県では3人に1人が「がん」で亡くなっていること
2)がんは治る病気になってきたこと
3)がん予防には煙草対策が最も重要であること
条例の制定には強い反対意見があり、激しい議論があったそうです。飲食店やゲームセンターからは突き上げが、医師会や医療関係者からは賛同の意見と喧々諤々(けんけんがくがく)の様子を語っていました。それらの議論を経て、条件付ながら全国に先駆けて施行するこの条令を推進したいとの抱負を述べていました。また今後、海水浴場にも展開を進めていくので、皆さんのご協力をお願いしたいとの要望がありました。
スモークフリーポスターコンクール表彰式では、コンクール入賞者の小・中学生に松沢知事から表彰状が、副賞をゲストの長谷川理恵さん(モデル・タレント)から贈られ感激を新たにしていました。
次に県の取り組みが紹介された後、「民間との協働によるスモークフリーの進展に向けて」と題するパネルディスカッションが行われました。強力な推進者である神奈川県知事松沢成文氏を交えて学生や民間人が今後の取り組みに関して討議を行いました。最後の締めくくりに【神奈川力=先進力+協働力】であり、スモークフリーの推進に自信を深めているとの発言がありました。
4月1日、神奈川から全国に先駆け新たな条例が施行されます。【了】
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