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PJ: 宮本 聰

新型ワクチンの過剰在庫、厚労省を責められようか!
2010年02月04日 08:48 JST

【PJニュース 2010年2月4日】新型ウイルスによる患者発生が下火になる中、新型ワクチンの過剰在庫が問題になっている。

あれほど危惧(きぐ)された新型ウイルスのまん延が下火になった途端、ワクチン不要とばかりに、多くの自治体が買い控えを始めた。挙げ句の果てに過剰在庫は厚労省の見通しが甘いとか、危機管理ができていないとか、批判の声が高まっている。言うは易し行うは難しで、その無責任な発言はいかがなものか。

担当者は迫り来る危機に立ち向かいながら、ワクチン確保に心血を注いできたはずだ。国内調達が困難なため外資系製薬会社に八方手を尽くしてやっと入手した経緯をもっと理解すべきだろう。

余りの無責任な厚労省批判に義憤を感じる。

しかも、まだパンデミックの危険が去ったわけではない。逆にワクチンが足らず、治療ができないとしたらどうするのだろうか。同じように「危機管理がなっていない」とでも言うのだろうか。

ワクチンは作り置きがきかない薬(有効期限が短い)である。また国内調達には限界があり、どうしても海外からの輸入に頼らざるを得ない。このため、最悪のシナリオを想定して動く以外に手だてはなく、必要量を確保したのだ。確かに需要予測のシミュレーションの仕方に問題があったかもしれない。しかしながら、今回は世界的な大流行が予見され、各国がワクチン確保に動いた中での行動をどうして責められようか。

一市民の立場からすれば、被害を最小限にとどめ、ワクチンあまりで終わるならこれほど平穏なことはない。

過剰在庫だからといって厚労省の責任を問うのは余りにも酷な話だ。【了】

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