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PJ: 宮本 聰

安易な救急受診には特別料金-平成22年度診療報酬改定で-
2010年01月16日 11:00 JST


救急救命センターのひとつ、千里救急救命センターのロゴマーク。それぞれの色が「健康」「自然」「聡明」「信念」「愛情」を表している。HPより 

【PJニュース 2010年1月16日】とても救急とは思えない症状で救急救命センターに駆け込む人が増え続け、本来の救急患者治療への大きな妨げとなっている。

厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が、平成22年度診療報酬改定で救急病院を受診した軽症患者から特別料金を徴収するなどの骨子を発表した。

ちょっとした怪我や腹痛などで救急救命センターに駆け込む患者が後を絶たないことから、救急救命センターで診察を受ける前に重症度の確認(トリアージ)を実施、それでも本人が希望する場合には特別料金を徴収しようというものだ。通常の窓口料金とは別に相応(数千円程度)の負担をしなければならない。

「救急救命センターに行けば何とかしてくれる」と考える人は多い。このため本来の急患に対する処置に支障をきたしている。今回の診療報酬改訂はやむを得まい。

また救急車を呼ぼうとして119番に電話しても、横浜市など首都圏では受信トリアージを実施し、救急車の出動を行うか否かを判断している。今後追随する自治体が増えるだろう。

仮に救急車が来ても、救急救命士などが状態を聞き、搬送先を確保するか否かを判断、実質的なトリアージを行っている。「ゴキブリがでた」「突き指した」「軽いやけどをした」といって救急車を呼ぶ人や救急救命センターに出掛ける人への警鐘である。

いざという時のため、救急救命センターの安易な利用は慎みたいものだ。【了】

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