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PJ: 宮本 聰

問題多いテレビ通販の返品特約表示-改定特定商取引法施行へ-
2009年12月29日 13:09 JST


(写真:虎ノ門市場のテレビ通販画面/この商品の場合、食べ物ということもあって返品不可と記載されている。画面表示はほんの2-3秒で、多くの人は表示に気づかない。電化製品など耐久消費財を買う時には返品特約をきちんと確認する必要がある) 

【PJニュース 2009年12月29日】「すぐ買わなければ損です! なんと送料無料しかも特別に30%引き、先着300名様限りです。今すぐお電話下さい! お待ちしています」と絶叫調でテレビの向こうから語りかけている画面をご覧になった方も多いと思います。

食品、家電製品、サプリメント、化粧品とあらゆるものをテレビ通販で買い求めることができます。テレビに加え、インターネット通販も花盛りで、とても便利な世の中になりました。

年末年始休暇で家族団らん、テレビを見る機会が増えテレビ通販画面を否応なく目にします。通販購入申し込みには注意が必要です!

それは、返品方法でもめている購入者がたくさんいるからです。国民生活センターがまとめたテレビ通販での契約や返品をめぐるトラブルが1741件(2009年11月10日現在)と昨年同期に比べ50%も増えているのです。

2009年12月1日に施行された改定特定商取引法では、【返品できない場合を明記していなかったり、分かりにくい表示だった場合、消費者が返還費用を負担した上で返品が可能】となりました。ではこれまでどこに問題があったのでしょうか。

【トラブルの原因】
画面で短時間に特約表示されるが見落としや不注意で見逃す場合がほとんどで、品物が届いて開梱したものの期待したものと違うということで返品しようとしたら断られるものだ。業者はちゃんと口頭で説明あるいは画面に表示してあるとして返品には応じてくれない。

実際の画面をいくつか見ると、返品にかかわる表示が短時間であり、文字も小さく見にくいことこの上ない。うがった見方をすればわざと文字を小さく、短時間しか流さないのではないかと思えてならない。

【表示の改善をすべき】
(社)日本通信販売協会では自主規制http://www.jadma.org/pdf/press/henpin_sisin.pdfを設けているが必ずしも細目を決めているわけではない。このため業者によってバラツキがあるというのが現状だ。また日本民放放送連盟でも返品特約のある通販番組を流すよう各局に求めている。だがどうするかは業者側の判断に委ねられている。

表示の文言、表示場所、表示時間、字の大きさ、色などバラバラで、中でも「表示時間が余りにも短い」平均すると2-3秒しか映し出されない。これでは見落としや見間違いが発生しても止むを得ないと思われる。説明と共に万人にわかる画面にすべきだと思うが、少なくとも字は大きく、数秒は表示されるべきではないだろうか。返品方法は全購入者に周知徹底をすべきであり、トラブルを未然に防ぐことが双方にとって利益のあることだ。

【購入者の自覚も必要】
買いたいという気にはやり、返品方法の説明もうわの空、すぐ電話に飛びついて注文してしまう女性が圧倒的に多いらしい。前出の国民生活センターの調査でも家庭の主婦がこの手の行動をしやすいことが推量されている。購入者は買ったものが返品できるのか、その方法はどうすればいいのかぐらいはきちんと押さえて購入すべきである。食品などの場合は返品不可ということも珍しくない。電気製品などでは通電したらダメ、つまり一度でも使ったら返品できないというものもある。業者によってはテレビ通販広告をネット広告でも行っているので利用したい。高額な商品を購入する場合には念には念を入れ、返品特約を確認してから購入すべきである。

ますます便利になる通販、手軽さが受けて今後拡大の勢いです。トラブルを避けるため、賢い消費者となるためにも返品特約の確認をお勧めします。【了】

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