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PJ: 宮本 聰

「たねまるくん」は横浜市のマスコットキャラクターに相応しいか
2009年11月23日 05:05 JST


「たねまるくん」マスコットキャラクター(撮影:宮本聰、09年6月、横浜・大桟橋) 

【PJニュース 2009年11月23日】横浜開国博+150を記念したイベントのイメージキャラクター「たねまるくん」を、横浜市のマスコットキャラクターにしようとする署名運動が行われている。開国博に運営ボランティアとして参加した人たち約20人が集う「We loveたねまる☆」だ。

たねまるくんは、帽子から芽を出す種子を表し、全体を船に見立てたもの。横浜のタネが世界に向けて出航するイメージを表している。キャラクターとしてはユニークでかわいらしい。

しかしながら、失敗博のダメージを負ったたねまるくんである。

既報の通り、開国博は市や協会の思いとは別に、大変な不評の中大きな赤字を残して閉幕した。しかも会期途中で投げ出してしまった前中田市長には議会からも怒りの声があがっている。この負債を巡って横浜市議会はこれから紛糾することが予想される。

失敗博の象徴となったたねまるくんを、横浜市のマスコットキャラクターにしようとは何事だろう。元運営ボランティアとして参加した人々の思いはわからなくはない。しかし、一部の人の感傷や追憶で横浜市のキャラクターを決められてはたまったものではない。開国博とキャラクターは別次元の話という人もいようが、この際過去の苦い思い出からスッパリと決別し、新たなキャラクターを考えて欲しいと思う。

2009年度末までキャラクターの権利を管理する横浜開港150周年協会の賢明な判断に期待したい。

もし横浜市のマスコットに採用したら、後世まで横浜博の失敗の恥をさらけ出すことになる(教訓として伝えることは必要だが別の方法がいくらでもあるはずだ)。

たねまるくんを見るたびに、嫌な思い出を思い起こさせられる人がいることも忘れてはならない。【了】

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