PJ: 宮本 聰
世界糖尿病デーの日、ブドウ糖負荷試験を体験
2009年11月15日 09:48 JST
【PJニュース 2009年11月15日】糖尿病の恐ろしさに関心を持ってもらおうと世界糖尿病デーの14日、全国各地で建造物をブルーのライトで照らすイベントが行われました。
神奈川県でも鎌倉大仏、大船観音、鶴岡八幡宮、江ノ島展望台などで日没から一斉にライトアップされ、道行く人々の視線を誘っていました。ひとりでも多くの人に糖尿病の怖さを知ってもらい、早期治療を呼びかける啓蒙の一環として催されたものです。
統計数字によると糖尿病と疑われる人が2210万人にも達するといわれています。初期にはさしたる自覚症状がないこともあって、医療機関での受診率及び治療の継続率が低下しているそうです。昨今の不景気で病院に行きたくともいけない人がいるのかも知れません。
いまさら言うまでもなく、糖尿病の初期は痛くも痒(かゆ)くもない病気で、放置すれば序々に身体機能がむしばまれ取り返しのつかない事態になる怖い病気です。特に糖尿病予備軍の方々は定期健康診断はもとより、早期に病態を自覚し治療を開始することをお勧めします。現在の最新医療をもってしても糖尿病の根治療法はなく、病状の進行をいかに抑えるかでしかありません。最終的には人工透析をし続けなければならないかもしれません。
今から10数年前、会社の定期健康診断で尿糖、血糖値などの異常を指摘されました。糖尿病と診断され投薬、食事療法、運動療法を日々強いられています。薬は欠かさず飲み、1日の摂取カロリーを1800Kcal以下(1600Kcal以下が望ましい)に抑え、毎日10,000歩の運動が行動指針となっています。塩分控えめ、アルコール、喫煙について受診の度に医師から脅迫?(アドバイス)を受けています。
くしくも世界糖尿病デーのこの日、その後のインスリン分泌状態をチェックするため、ブドウ糖負荷試験(GTT)を受けました。
糖尿病の確定診断にも使われますが、治療中でも膵臓機能の働き(インスリン分泌状態)を見るためにも糖負荷試験が行われます。記者はこの部類に属します。
空腹時の血糖値とともに、一定量(75g)のブドウ糖水溶液を飲み、血液中の糖分を処理する能力(膵臓から分泌されるインスリンの働き具合を見る)を調べるものです。炭酸飲料に似た少し甘い飲み物です。これを一気に飲み、決められた時間毎の血糖値を測定します。基準値は空腹時110mg・dl未満、2時間後値が140mg・dl未満とされます。
午前10時、いざ糖負荷試験の開始です。1回目の採血は慣れもあってか平静でした。生化学的検査全般を行うため、採血量は約6mlです。
2回目は10時30分、3回目は11時でした。3回目となると少々うんざいといいった感じです。前の採血の余韻が残っておりうずく感じです。さすがに採血の腕を反対側に変えてもらいました。負荷試験の採血量は2mlです。尚採血回数及び採血量は病院によって違うことがあります。
4回目が12時です。またかよ!といった気分になりました。最後は1時です。もういやといったほうがいいでしょう。3時間で都合5回の採血にはいささか閉口しました。待つ間を想像してみてください。雑誌に目を通したり、音声のないロビーのテレビを見たりして気分を紛らわすものの、どうしてこんなことをしているのだろうと虚無感を覚えました。
この間、外出禁止(監禁状態)です。もちろん何も食べられません。試験を終えた感想は「ああ、しんど」です。糖尿病にかかっていなければと悔やまれる時間でした。ブドウ糖負荷試験を受け、糖尿病に関する知識をより深めることができたと同時に、なににもまして生活習慣の改善の必要性を痛感させられました。
かかりつけの医者にいつも言われていることですが、「糖尿病治療は、投薬に加え普段の生活習慣の改善がとても重要で、食べ過ぎない、歩く、アルコールは控える、タバコはすわない、塩分を控えるなどごく当たり前のことができるかどうかにかかっている」そうです。
「お行儀が悪いと言われてもいいから多いと思ったら残す、ラーメンのスープは飲みたくても全部飲まない、間食(スナックやお菓子は以外にカロリーが高い)をしない、できるだけ缶飲料は飲まない(水かウーロン茶等カロリー・カフェイン・糖分ゼロのものにする)」
もしあなたが糖尿病予備軍なら、できるものから実行しませんか?生活習慣の改善が糖尿病治療の第一歩です!【了】
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