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PJ: 宮本 聰

自転車をみんなで共同利用しよう!横浜でコミュニティサイクルの試み
2009年11月01日 09:08 JST


借りた自転車は新品でピカピカ!みなとみらい地区のサイクリングを堪能しました(撮影:宮本聰 2009年10月31日 山下公園にて) 

【PJニュース 2009年11月1日】主要8都市でコミュニティサイクルの試みがスタートしましたが、横浜市でも「ITを活用した自転車の貸し出しシステム」の社会実験が始まりました。

自転車先進国ドイツやオランダでは自転車道なども整備され、ターミナル駅には大型の駐輪場があり、自転車が自動車と同等あるいはそれ以上の交通手段として利用されていると聞きます。遅まきながら日本でも温暖化防止に対する関心の高まりとともに、首都圏で自転車利用のさまざまな社会実験が行われるようになりました。

都市部の手軽な移動手段として、自転車を共同利用するコミュニティサイクルは、二酸化炭素(CO2)の排出を抑える環境対策や健康づくりに役立つとして、にわかにクローズアップされてきました。レンタサイクルと異なり、借りた場所に自転車を返す必要はなく、エリア内に設置されているサイクルポートのどこでも借りたり、返却できる便利なシステムです。


横浜市では10月29日から11月30日まで、JR桜木町駅前やみなとみらい地区など市内10ヶ所にサイクルポート(自転車貸出所)を設け、各ポートには各々10台の自転車を配置、乗り捨て自由で1時間以内なら無料としています。

土曜日の午前、桜木町駅前にある第4自転車駐車場(コミュニティサイクルポート)に出掛けました。比較的早い時間とあってお客さんはなく、貸し出し用の自転車全てが勢ぞろいしていました。係りの方にお聞きすると平日の利用者は10人程度とのことで、まだまだ浸透していない印象を受けました。

申込書に必要事項を記入し、身分証を提示して手続きは終了。ゆっくりまわろうと、1日の使用料300円とデポジットとして500円を支払いました。ICカードとデポジットの控えを受け取りいざ出発です。

駅前から山下公園をめざすことにしました。日本丸メモリアルパーク〜ランドマーク〜赤レンガ倉庫〜象の鼻〜山下公園までおよそ3.5Km。随所で休憩をとりながらゆっくりとサイクリングを楽しみました。おりしも赤レンガ倉庫では全国ふるさとフェア2009が開催されており、うまいものの中からアンコウ汁と野焼きをほおばることができました。

クルマと違い駐車に苦労することがなく、思い思いの場所で休憩できるのは新鮮な経験です。また車では通れない裏道もすいすいと入れ、今まで見たこともなかった景色にすっかり感動しました。

山下公園でカモメと戯れ、しっかり潮風を浴びた後、返却ポートのあるマリンタワーに向かいました。返却と同時にデポジットの500円を返してくれました。帰路、横浜中華街を散策し、中華料理に舌鼓をうちました。乗りたいところで借り、降りたいところで返せるこのシステムは観光客にとってもとても便利です。

温暖化防止・エコ・健康志向など時代のニーズにマッチしたコミュニティサイクルは、今後他の都市に波及するものと期待されます。ただ、課題はコミュニティサイクルの存在を知らない人も多く、更なる利用を呼びかける必要がありそうです。

横浜市では、この実験で採算性や放置自転車対策への有効性などを検証し実用化に向け検討する予定です。【了】

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PJ 記者