SakuraFinancialNews

PJ: 宮本 聰

巨大な彫刻「新宿の目」に我(われ)を見る
2009年10月15日 07:00 JST


新宿地下広場、スバルビルにある「新宿の目」(撮影:宮本聰 2009年10月10日) 

【PJニュース 2009年10月15日】久しぶりに新宿西口に出掛けた折、目にした「新宿の目」。横幅約10メートルの巨大な目の彫刻に思わず立ち止まってしまった。何か心を射抜かれたようなそんな衝撃だった。

新宿スバルビル地下(西口地下広場)にあるこの目は、1970年に彫刻家・壁画アーティスト 宮下芳子氏が作製したもので、道行く人たちを毎日見つめている。

『怪物的バイタリティを持つ新宿新都心が、現代日本の若さ、たくましさの象徴として世界に鳴りひびいている。それは大きな大きな空問。その偉大な空間の整形を私は恐れも知らずに引き受けた。底知れない力にみなぎっている怪物を、如何に表現したらいいのだろう…。そうだ!!時の流れ、思想の動き、現代のあらゆるものを見つめる「目」、21世紀に伝える歴史の「目」、もしかすると遠く宇宙を見つめる「目」かも知れない。でき上った10m近い大きな目玉の前に立ち、自信たっぷりにウィンクできるだろうか?』 宮下芳子氏HPより抜粋

作者の思いが見事に表現されているではないか。キリッとみつめているようでもあり、目の周りがうるうるしているようでもあり見る人を魅了する。

目は人間の心をうつす鏡とも言われる。世知辛い世の中にあって、自身の目は輝いているのだろうか。じっと人の目をみて話しているだろうか。きょろきょろ宙をまっていることはないだろうか。自分の目をみつめることなどないあなたに「新宿の目」はお勧めである。

どれくらいの時間だろうか。ふとわれに返ると人ごみを遮っている自分がいた。

「新宿の目」を凝視できる自身でありたいとひそかに思ったものだ。【了】

■関連情報
PJニュースは一般市民からパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。

PJ募集中!みなさんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。



関連記事:
タグ:
pagetop

PJ 記者