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PJ: 宮本 聰

日本の未来に夢を託して! 「エコカーワールド2009」横浜で開催
2009年06月08日 08:40 JST


各種エコカー80台と10台の試乗車を用意して、エコカーを強くアピール(撮影:宮本聰 6月7日) 

環境省が二酸化炭素や有害ガスなどの排出量が少ない「次世代自動車」について、長期的な普及目標を発表しました。2020年には1350万台、30年には2630万台と段階を経て、2050年に3440万台を達成すると、全自動車の54%にもなります。本格的なエコカーの始まりは、日本に明るい未来をもたらすのでしょうか。

 そんな中、6月6日・7日の両日、横浜市で「エコカーワールド2009(低公害車フェア)」が開催されました。大都市地域を中心とする窒素酸化物(NOx)、粒子状物質等による大気汚染防止、地球温暖化防止対策に有効な低公害車について国民の理解を深め、その普及促進を図ることを目的としています。各種低公害車等を一堂に集めて展示等を行うとともに、エコドライブの普及啓発を行う事業として昭和61年度から毎年開催しており、今年で24回目を迎えました。

 2009年4月1日から、環境性能が優れたクルマに対して自動車重量税などを減免する「新グリーン税制」が始まり、ハイブリッド車やクリーンディーゼル車については、重量税や取得税を免除されます。また通常のガソリンエンジン車でも、燃費改善や環境性能向上の度合いに応じて減税するという、エコカー購入に際し優遇措置が発表されていることもあって、初日は雨にもかかわらず多くのカーファンでにぎわいました。

 出展されたいくつかのエコカー(次世代自動車)を紹介します。

1)ハイブリッド自動車
 最も人気の高いハイブリッド自動車は、ガソリンエンジンと電動モーターなどの動力を組み合わせて走るもので、普通の車より温室効果ガスが少なく、燃費が良いとされます。日本自動車販売協会連合会などが発表した5月の新車販売ランキング(軽自動車を除く)では、トヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」が1万915台で初の首位、4月に首位だったホンダの「インサイト」が3位に入るなどハイブリッド人気が鮮明になっています。現在、最も注目されている自動車と言えそうです。

2)燃料電池自動車
 燃料電池自動車は燃焼を伴わない水素と酸素の電気化学反応により、直接高効率の発電を行い走行する自動車です。水素と酸素を反応させて発生した電気によりモーターで走行するので、燃料を水素した場合には水しか排出しない究極のエコカーと言われています。しかしながら、コストや走行性能に難点があると考えられ実用化されるか微妙です。

3)電気自動車
 電気自動車は、バッテリー(蓄電池)に備えた電気でモーターを回転させて走る自動車です。このため、自動車から排出ガスが一切なく、走行音も通常の自動車 (ガソリン車やディーゼル車など)に比べると大幅に減少します。また、電気を作る際に、発電所から排出される分を考慮に入れても、NOXやCO2の排出は通常の自動車より少なくなります。将来、ハイブリッドにとってかわるかも知れないといわれる電気自動車です。
 
 三菱自動車は6月5日、国内初の量産モデル電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」(4人乗り)を7月下旬に発売すると発表しました。ただ価格やプラグインとその寿命にまだ問題がありそうです。

4)天然ガス自動車
 天然ガス自動車は、家庭に供給されている都市ガスの原料でもある天然ガスを燃料として走る自動車です。中でも、天然ガスを気体のまま圧縮して高圧ガス(CNG)として利用する圧縮天然ガス自動車が世界的に最も普及しています。圧縮天然ガスの貯蔵性と運搬及びエコステーションの設置などが最大のネックといわれています。

 この他にも、DME車、水素自動車、LPガス自動車などが出品されました。現在、エコカーの主流であるハイブリッドですが、車全体の普及率からすれば、スタートラインについたばかりです。しかしながら、急速な技術革新によって、2050年には車全体の約半分がエコカーというのもあながち夢ではないようです。【了】

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