PJ: 宮本 聰
定額給付金、国の方針に反旗を翻す横浜市? 寄付の大々的キャンペーン展開中
2009年05月10日 09:40 JST
定額給付金の申請用紙が届いたが開けてビックリ! 
定額給付金の支給が開始されて2カ月あまり、横浜市も支払いの準備が整い給付申請手続きが始まった。その通知が届き、開けてビックリ! 寄附(きふ)のお願いと手続き用紙が同封されてきた。横浜市や川崎市などが定額給付金の寄附を大々的に市民に呼びかけているものだ。わざわざ別刷りのチラシ2枚が暗に寄附を強要するかのようだ。
そもそも、定額給付金の趣旨は停滞した経済のてこ入れ策ではなかったのか。ばら撒き予算とか選挙対策とかの批判は別にして、消費にはずみをかけ市場を活性化することがねらいであったはずだ。神奈川県選出の大臣などは地元で地デジ対応テレビを買うことに決めたとも報じられている。同封のチラシには次のように書かれている。
寄附のご案内
あなたの気持ちが横浜市を笑顔に!〜定額給付金の使いみち、横浜市に託してみませんか〜横浜市では、「定額給付金申請書」と同時に寄附申込書を提出いただくだけで定額給付金(全額または一部)を寄附できるしくみを用意しました。
寄附の使いみちは下のA〜Dをお選び下さい。
A)若者の雇用対策のために!(就労支援プログラム)
B)生活困難を抱える女性、子ども、障害者、外国人の子どものために!(女性や子どもたち支援費用)
C)高齢者の安全のために!(連動型警報器の補助金)
D)使いみちは横浜市におまかせします!
最後に申し訳程度に「※このご案内は、定額給付金を受給される市民の皆様に寄附を強要するものではなく、また、皆様が他の団体へ寄附することを妨げるものではありません」と記載されている。当たり前ではないか。
これって何か変だなと感じたのは記者だけだろうか。給付金を支給するか否かでさんざん国会でもめた末、一律に支給すると決めたことである。寄附金の趣旨は本来定額給付金とは別に論じられるべきである。
屁(へ)理屈をつけ寄附金の正当性を見出(だ)したものと考えられるが、横浜市や川崎市は、国の方針に反対しますといっているようなものである。また、D)はいただけない。国民が単にお金を使うことでなく、消費という行動を通して経済の活性化に参画することが重要なのだ。
できるだけ速やかに定額給付金を使おうではないか!【了】
■関連情報
PJニュースは一般市民のパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。
PJ募集中!皆さんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。
FXトレーディングシステムズはパブリック・ジャーナリズムの発展とPJ(市民記者)の活動を応援します。

