PJ: 宮本 聰
骨抜きで決着した神奈川県受動喫煙防止条例
2009年03月21日 07:11 JST
マナーを守ることこそ喫煙者と禁煙者が共存できる唯一の方法だ(撮影:宮本聰) 
全国初の受動喫煙防止条例となる、神奈川県の「公共施設における受動喫煙防止条例」が3月18日、県議会厚生常任委員会で全会一致で可決された。24日の本会議で成立する見込み。
可決案は大幅な修正が加えられ「骨抜き」の条例となった。記者が先に唱えた「分煙でいいではないか!神奈川県受動喫煙防止条例案が迷走」にほぼ近い線で決着した。
1. 禁煙が義務付けられる場所
学校、病院、百貨店、劇場、公共交通機関(新幹線など一部除く)、社会福祉施設、その他
2. 分煙選択のできる場所
飲食店(ファミレス・居酒屋・喫茶店など)、大規模ホテルなどの宿泊施設、娯楽施設(カラオケ・場外馬券売り場など)、サービス業施設(クリーニング店、美容院など)
3. 規制対象外(努力義務)
小規模飲食店(客席面積100平方メートル以下)、キャバレー・スナックなど、娯楽施設のうちパチンコ店・マージャン店など、民宿など小規模宿泊施設(面積700平方メートル以下)
約1年間にわたる議論や討論会などを行ってきたが、結果的に松沢知事の公約であった制度化だけは果たせたものの、本来の目的からは程遠い条例が、まもなくスタートすることになる。
これでめでたしめでたし、と言うつもりは毛頭ない。喫煙者は人に迷惑(受動喫煙)を及ぼさないないよう、最大限の配慮と努力をすべきだと思う。マナーを守ることこそ禁煙者と共存できる唯一の方法だからだ。【了】
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