PJ: 宮本 聰
「その瞬間」撮影の難しさを知る−深夜の火災現場−
2009年01月18日 07:16 JST
火柱と共にもくもくと黒煙をあげる火災現場(撮影;宮本聰 1月17日 AM3:30) 
遥か遠くのほうで、ウーウー、ウーウーと救急車両のサイレンが聞こえる。その音がだんだん大きくなり、近所でサイレンが途切れた。さらに遠くからウーウーと聞こえる。拡声器で人の声がする。そこで目が覚めた。
17日午前3時半ごろ、突如熟睡を破られるできごとがあった。マンション火災である。窓からのぞくと、近所のマンションから夜空に真っ黒な煙が立ち上っており、窓から炎が噴出していた。しばらくすると投光器が投入され現場を照らし出す。距離は200ー300メートルだろうか。
PJとしてどうするか。まずはカメラをと右往左往したものの、「その瞬間」を撮ることができなかった。体験から次のことをお勧めする。
1)常にカメラを手元において置く
いつもカメラは押し入れの戸袋に入れているため、カメラをと思ってもすぐに準備できなかった。火災現場は刻々と変化し「決定的な写真」を逃してしまった。
2)いい写真を撮ろうとせずAUTOで撮る
夜間撮影だから、モードをどうするかなど考えていたら事態はどんどん進み、瞬間写真がとれなかった。まずは「瞬間ありき」と割り切りAUTOモードで撮影する。
3)飛び出る体制を整えておく
真冬の中、パジャマのままでることはできない。かといって枕元に着替えを用意している人は少ないだろう。すぐ家から出る体制を日ごろから準備しておく。
4)特殊な状況下を想定して試し撮り練習をしておく
夜間や雨、霧や雪などといった天候下で、瞬時に被写体を撮影する練習を普段からしておく。気持ちが焦ってなかなかフォーカスされないで困った。日ごろ特殊な環境下で写真撮影の練習をしておけばきっと役立つはずだ。
これらは火災現場に限らず、他の場面でも共通することであろう。真冬の火災は被害も大きい。特にマンション火災は一度に数十軒が被害に遭う。くれぐれも火の元には注意したいものだ。【了】
■関連情報
PJニュース.net

