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PJ: 藤倉 善郎

潜水艦萌え!=横須賀で軍艦イルミネーション(上)
2009年12月30日 17:04 JST


電飾なしの自衛隊艦(手前)と電飾付き米軍艦(奥)、そして港の夜景(撮影:藤倉善郎、12月26日) 

【PJニュース 2009年12月30日】12月26・27日の2日間、神奈川県横須賀市の汐入港で、停泊中の米海軍と海上自衛隊の艦船のイルミネーションを遊覧船で港内から見物する「艦船イルミネーションクルーズ」に乗船した。汐入港では、沿岸の公園などから停泊の日米艦船を見ることはできる。しかし、一般船舶の航行が禁止されている港内から間近に艦船を見られるのは、貴重な機会だ。

「艦船イルミネーションクルーズ」を行ったのは、通常は日中に小型遊覧船による「YOKOSUKA軍港めぐり」を開催している株式会社トライアングル。同社広報担当者によると、「一般の船舶の航行が禁止されている港内でのクルージングを許可されているのは当社だけ」とのことで、今年1年間の「軍港めぐり」乗船者数は10万人を超えるという。しかしイルミネーション「艦船イルミネーションクルーズ」は12月26・27日の2日間のみだ。

26日の夕刻、汐入港へ。遊覧船の桟橋近くから、軍艦らしきものが何隻も見える。潜水艦も3隻、真っ黒な艦体を水面からのぞかせている。同行した知人女性とともに、「潜水艦萌え〜」と言いながら写真を撮りまくった。

桟橋近くの受付に行くと、ちょっと冗談めかした調子で「政権交代の影響で遠慮しているのか、今夜、自衛隊はイルミネーションを行わないとの連絡が入りました」と告げられた。予約時には「日米の艦船のイルミネーションが見られる」と告知されていたからか、料金は1人2000円から1200円に割引。米軍艦は予定通りイルミネーションを行うとのことなので、予約をキャンセルせずクルージングに参加した(せっかく横須賀まで来たんだし)。

「海自のイルミネーション事業、仕分けられちゃったのかな〜。米軍だって思いやり予算もらってるくせに〜」

などと軽口を叩きながら、遊覧船に乗る。午後5時。辺りは真っ暗だが、海沿いの広々とした空にはまだ、青い色が残る。写真を撮るにはぴったりの時間帯だ。出港してすぐ、桟橋から見えた潜水艦が間近に見えてきた。すぐそばの倉庫か事務所のような建物に、「JMSDF(海上自衛隊)」の文字とツリー型のイルミネーション。しかし潜水艦に明かりはない。その向こうに停泊している米軍のイージス艦などには、ブリッジから艦首・艦尾に向かってイルミネーションが張られていた。街中のイルミネーションに比べると地味だが、かえって軍艦の迫力は増して見える。同行の女性は、

「軍艦はカッコイイけど、イルミネーションつけると、なんか笑えるね〜(笑)」

30分ほどで、港の出口近くに到着。ここから見ると、ブリッジなど内部から明かりがもれているだけの自衛隊艦船と、ささやかなイルミネーションをほどこした米軍艦船の向こうに、汐入港周辺のショッピングモールなどの夜景が重なる。乗客は遊覧船のデッキに出て、みな熱心に写真を撮っていた。軍艦マニアなのか、どでかい望遠レンズを着けた一眼レフをぶらさげた客も(記者もだが)。軍艦のイルミネーションを眺めながら肩を寄せ合うカップルの姿もあったが、記者は同行女性を船室に放置して、デッキでひたすらカメラのシャッターを切る。

港の岸壁からは見ることができない米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」も見える。遊覧船からの距離は数百メートルだろうか。艦体のブリッジ部分に赤や青のイルミネーション。全長は東京タワーとほぼ同じ333m、幅約76mの巨大な艦体では、さすがに端から端までイルミネーションで飾るのは難しいのか。遠目にはささやかに見えるこの電飾が、かえって艦の巨大さを実感させてくれる。電灯の数や規模ばかりがイルミネーションの楽しみではないことを思い知った。【つづく】

■関連情報
株式会社トライアングル

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