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PJ: 藤倉 善郎

潜水艦萌え!=横須賀で軍艦イルミネーション(下)
2009年12月31日 14:18 JST


一瞬だけイルミネーションが灯った海自の潜水艦。奥の船は米軍艦(撮影:藤倉善郎、12月26日) 

【PJニュース 2009年12月31日】12月27日、神奈川県横須賀市の汐入港で、米軍と海上自衛隊の艦船を見物する遊覧船の「艦船イルミネーションクルーズ」に乗船した。乗船直前に「政権交代の影響で遠慮しているのか、自衛隊はイルミネーションを行わないとの連絡が入りました」(桟橋受付)と告げられたが、夜の軍港めぐりは米軍艦船のイルミネーションだけでも十分に楽しめた。クルージング終了後、地元住人や海上自衛隊横須賀地方総監部に話を聞いた。

ぴったり1時間の「艦船イルミネーションクルーズ」を終えて桟橋に戻ると、次便の乗船を待つ地元住人と話をすることができた。よその地域に住む知人から、よく「軍港めぐり」のことを尋ねられるので、家族で一度乗ってみようということになったという。

「昼間の風景はふだん見てるから、イルミネーションのときに乗船しようと思った。今は港近くに高層マンションが建ってるけど、昔は考えられなかった。(周辺の建物には)港側に窓をつけるなという決まりがあった。それに最近まで、怖くてこの近くは絶対に歩けなかった。米軍兵による暴力沙汰やレイプ事件は、沖縄と変わらないか、下手したらもっとひどかったかもしれない。だからいつも(港周辺を避けて)遠回りして出掛けていたけど、最近の米軍は夜10時以降の兵士の外出を制限してるみたい。街から兵士の姿が減った。みんな、お金ないんじゃない? 日本(の店)は高いしね(笑)」

08年にはジョージ・ワシントン入港をめぐって市民の抗議デモもあったが、いまは落ち着いているという。すっかり平穏な観光地になっているようだ。

ところで、自衛隊のイルミネーション中止は、本当に政権交代のせいなのだろうか。そう説明する遊覧船の受付係の口調も冗談っぽく聞こえたので、後日、海上自衛隊横須賀地方総監部の広報に電話をかけて確認してみた。

─去年はやったのに、今年はやらないとのことですが。
「年末で担当者がいないので、昨年まで毎年やっていたものなのかどうか、確認できません。ただ、昨年は天皇陛下の即位20周年記念として、天皇誕生日周辺に行った可能性はありますね。宗教イベントはできないので、クリスマスに合わせて行うことはありません。今年については、米軍からの要請があったかどうかにもよるかと思います」

─政権交代の影響ではないんですか?
「もともと自民党さんの要請でイルミネーションをやっていたわけではないので、政権交代のせいということはありません。遊覧船の方は、冗談で言ったのでは?」

遊覧船の桟橋で地元住人と話しているとき、さっきまでただ黒光りしていただけの海上自衛隊潜水艦に、5分ほどイルミネーションが灯った。潜水艦のボディラインをなぞるイルミネーションは、米軍艦のそれよりはるかにユニークな形状だ。

「潜水艦萌え〜」

また写真を撮りまくった。

大みそかには、横須賀市のカウントダウンイベントと連動して、自衛隊艦船もイルミネーションを灯す。このときの点灯は、そのテストだろうか。

同じく大みそかに、記者が乗った同じ遊覧船による「カウントダウンクルーズ2010」も行われる。船上から日米両艦船のイルミネーションを眺めながら年を越すというもの。港内では花火が上がり、船内でビールやチューハイ、グラスワインやソフトドリンクが飲み放題で、1人6000円。ただし、日米とも艦船の停泊・出港スケジュールを公表していないため、当日見られる艦船の種類は予告なく変わる。【了】

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