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PJ: 藤倉 善郎

「オバマさん、チベットの人権を忘れないで!」=訪日にあわせ都内で集会
2009年11月14日 07:33 JST


ダライ・ラマ14世とオバマ大統領の2ショット写真も(撮影:藤倉善郎、11月13日) 

【PJニュース 2009年11月14日】11月13日、バラク・オバマ米大統領が来日した。中国訪問も控えての来日であるため、日本のチベット支援ネットワーク「チベット・サポーターズ・イン・ジャパン」がオバマ大統領宛に嘆願書を送付。同日、東京・千駄ヶ谷の明治公園でチベット人とともに「オバマ大統領嘆願集会」を開き、「Yes, We Can! Change in Tibet!」の声を挙げた。

「President Obama, Welcome to Japan. Please don't forget Human Rights and TIBET!(オバマ大統領、日本へようこそ。どうぞ人権とチベットを忘れないでください)」

横断幕の周辺に集まったチベット人と支援者は、約50人。チベット・サポーターズ・イン・ジャパンの龍村ゆかり代表が、オバマ大統領に向けた声明を発表した。

「ご承知の通りノルウェーのノーベル賞委員会は、09年の平和賞をバラク・オバマ米大統領に授与することを決定しました。これは、オバマ大統領の“核なき世界”についての理念や取り組みを重視、評価したものであり、21世紀の平和貢献のリーダーとしての期待に裏付けられるものです。唯一の被爆国である日本人として大きく期待を寄せると同時に、心から敬意を表します。そしてもうひとつ、われわれの隣国である中国で、少数民族であるチベット人が激しく虐げられていることも、私たちは黙って見過ごすことはできません。オバマ大統領には、ぜひとも中国首脳陣との会談の中で、チベット問題の早期解決のためにご尽力いただきたいと、強く願っております」

中国当局は先月、2008年3月の騒乱にかかわったとして4人のチベット人の死刑を執行した(中国当局がメディアに対して認めているのは2人)。そのため集会では、死刑者を追悼し黙とうと読経が行われた。

オバマ大統領宛に送付済みの嘆願書も読み上げられた。集会冒頭の声明と同様に、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞に敬意と期待をあらわし、チベットの自由と人権の回復を中国首脳陣にはたらきかけてほしいとする内容。

「米中関係は世界の平和と経済のために非常に重要ではありますが、貿易と経済を優先させるがために、不正行為と人権侵害の問題に対して無関心でいることは、アメリカ合衆国と中国、そして全世界にとって、長期的に見て決して良い結果をもたらさないでしょう。我々は心から貴殿の訪日を歓迎し、そしてすべての人への自由と解放と正義をもたらす貴殿のリーダーシップを心より期待しております。」(嘆願書より)

ノーベル平和賞は、チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世も20年前に受賞している。当時、ダライ・ラマ14世は受賞スピーチで、こう語っている。

「私たちの全て、抑圧者も友人も含め、全員のために、私は祈ります。人間に対する理解と愛を通じて、より善き世界の建設に成功しますように。そうすることにより、生きとし生けるものの苦痛を、和らげることができますように」

チベットの平和だけを追求しているのではなく、全人類の平和を求める意思を表明する内容だ。オバマ大統領も、かつて“世界の警察”とも呼ばれた国のリーダーとしてではなく、世界規模での平和のけん引役として期待されている。【了】

■関連情報
嘆願書全文

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