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PJ: 藤倉 善郎

のりピー裁判、傍聴券は10万円
2009年10月26日 14:18 JST


「10万円で買います」のプラカードを撮影する裁判傍聴マニア(撮影:藤倉善郎、10月26日) 

【PJニュース 2009年10月26日】10月26日、覚せい剤取締法違反で起訴された酒井法子被告の初公判で、東京地裁近くの日比谷公園に傍聴券を求める人々が大行列。雨にもかかわらず、6515人がたった20席の傍聴席を争った。中には、酒井被告のファンなのか「傍聴券10万円で買います」のプラカードを掲げる人も。

傍聴券抽選の倍率は330倍。大手メディアは「過去最高倍率!」などと騒いでいるが、倍率を上げているのはほかならぬマスコミだ。約40席ある傍聴席の半分を司法記者クラブ加盟社が独占しているために、半数の20席しか一般に開放されず、そのせいで倍率が上がっているのだ。しかも、何もせずとも傍聴席を確保できている記者クラブ加盟社までもが別途、抽選の列に並んだりアルバイトを投入して並ばせたりしている。大手マスコミが国民の傍聴の権利を妨害している様が、このバカバカしい大行列なのである。

日比谷公園内での裁判所による誘導もいい加減で、抽選を待つ人々の群れは無秩序のまま放置された状態。抽選結果が出たのかどうかもはっきりしないまま、ただ人の群れの流れにしたがって雨の中をのろのろ歩き回る。その中で、「酒井傍聴券10万円で買います」のプラカードを掲げた若い男性を発見した。

「メディア関係者ではなく、(酒井被告の)ファンか何かですか?」

と記者が尋ねても、「ノーコメント」(男性)。傍聴券を転売するつもりはないことを理由に「ダフ屋ではない」と主張する。それでも警官が近くを通ると、男性はプラカードを隠して場所を変える。先日の押尾学被告の傍聴券抽選でも、やはり「10万円」を掲げていたという。のりピーが押尾学と同額……。

「スポーツに『ダフ屋出現』と書かれてしまいました。週刊朝日の方にも写真を撮っていただいたんですよ」(男性)

メディアの取材を受けたこと語る男性の口調は、なぜか嬉(うれ)しそう。

「ダフ屋じゃないなら、ダフ屋だと書いたメディアを訴えて損害賠償10万円くらい取り立てれば、傍聴券に10万円払っても痛くなるなるのでは?」(記者)

「写真を撮っていくメディアから撮影謝礼を取って、10万円の足しにしたら?」(裁判傍聴マニア)

「のりピー裁判の傍聴券なんだから、10万円じゃ安いでしょ。30万円くらいじゃないと売りたくないなあ」(某誌編集者)

好き勝手なことを口走っていた記者や知人たちは、全員ハズレ。当選発表後に「10万円」の男性を探したが、その姿を見つけることはできなかった。彼は、傍聴券をゲットできたのだろうか。【了】

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