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PJ: 藤倉 善郎

信者「親鸞会でない人たちに教えを聞かせようと」=NHK文化センターはカルト宗教の草刈り場?(2)
2009年09月05日 08:00 JST


親鸞会・高森顕徹会長の著書をテキストとして使用(NHK文化センターのウェブサイトより) 

【PJニュース 2009年9月5日】(1)からのつづき。NHK文化センターの盛岡教室と北上教室で、宗教法人「浄土真宗親鸞会」の布教使による講座が開講されていた問題で、「日本脱カルト協会(JSCPR)」が、講座の中止などを求める要請書を送付。NHK文化センターは講座の中止を決め、「最後の講義」で受講者にその旨を説明した。

8月28日、中止が受講者に伝えられた盛岡教室で、講座終了後に教室を出てきた受講者に話を聞いた。地元に住む年輩の男性で、親鸞会の会員だという。

─なぜ中止になったんですか?
「いや、わかんね。何かわかんねえけどさ。ヘンな人が何か文句言ったからでねえのかな? 邪教を教えてるとか文句言う人がいるとなればさ、世間体もあるからやめたのでないかな。それはわからん」

─中止するかどうかについて、NHK文化センターから意見は求められましたか?
「別に意見は求められてないけどさ」

─講師が所属する教団に問題があるというので取材に来たんですが。カルト教団だということで。
「それはちょっとおかしいよ。そう思う方がおかしいよ。それは真実を知らないから、そういうこと言うんでさ。もっと勉強してから出直してきなさい」

─真実というのは?
「宇宙の大真理さ。仏教のお釈迦様が説かれた真理さ」

─その真理があると、正体を隠して学生を勧誘しても問題ないんですか?
「なんで学生を勧誘したらいけないの? おれも親鸞会だよ。勧誘するのが、どういうふうに悪いの?」

─正体を隠していることが問題なんです。
「正体をなんで隠すの?」

─それはこちらが聞きたいですよ。
「正体なんて隠してないですよ」

─親鸞会と名乗らず、宗教の勧誘であることも明かさずに勧誘している。
「それは、ふつう、みんなそうじゃないの?」

─いやいや、ふつうじゃないでしょう。
「親鸞会は大学生が非常に多い。すごい。みんなもう熱心になって(法話を)聞いてる。あんたたちも勉強した方がいいよ」

─今日の講座は、みなさん親鸞会の方なんですか?
「その方が多い」

─そうじゃない方もいらっしゃる?
「途中から、親鸞会の広告を見たから勉強してみたいという人も、中にはいらっしゃいますね」

─講座は中止になってしまうんですよね。
「われわれは親鸞会の講座の会場がありますから、(NHK文化センターの講座が)中止でも問題ない。ただ、ここ(NHK文化センター)でやったということは、親鸞会でない人たちに親鸞の本当の教えを聞かせようと。でもあまり集まらなかったな(笑)」

男性は、この講座は親鸞会の教えを広めるためのものだと捉えているようだ。また、非信者である受講者の中に、親鸞会に興味を持った人もいたことを明かしている。それが事実であれば、NHK文化センター内で親鸞会の勧誘が行われたのと同じことではないか。男性は終始にこやかで、特に悪びれる様子はなかった。

教室を出てきた講師の親鸞会布教使・谷川秀大氏にも話を聞いた。【つづく】

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