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PJ: 藤倉 善郎

X JAPAN・TOSHIがPJに告訴宣告!
2009年05月12日 09:22 JST


TOSHIコンサート主催者の詐欺事件公判が開かれた神戸地裁姫路支部(09年4月15日、兵庫県姫路市で。撮影:藤倉善郎) 

4月17日付けで「X Japan・TOSHIがファンにカネをたかって詐欺事件に?=神戸地裁で初公判」という記事を書いた。これに対し、人気ロックバンド「X JAPAN」のヴォーカル・TOSHIが、記事の配信先であるlivedoorに記事の削除を求めるとともに、記者個人を告訴すると通告してきた。

 記事は、TOSHIのソロコンサートを主催する兵庫県姫路市内の女性被告2人が、TOSHIの生活費・活動費名目で同市内の被害者から450万円を詐取した事件の公判内容を報じたもの。公判では、事件の背景にTOSHIがどのようにかかわっていたのかについてもやりとりされた。記者(藤倉)は原稿執筆前に、TOSHIの所属事務所であるトシオフィスにも公判内容を伝えコメントを求めた。しかし「担当者不在のため、折り返しご連絡します」としたまま返答がなかったため、TOSHI側のコメントなしで記事は掲載された。

 これに対して記事が掲載された週の週末、livedoor宛てに以下のようなメールが届いた。

 『私は株式会社トシオフィス代表取締役出山利光と申します。このたびの記事で弊社アーティストTOSHIが虚偽に基づいた事実無根の誹謗中傷を受け名誉毀損、営業妨害を被っております。至急削除をしてください。記事を書いた藤倉につきましては告訴をいたします。』

 TOSHIの本名は「出山利三」であって、「利光」ではない。メールには連絡先も書かれていなかったため、本当にトシオフィスからのメールなのか疑問もあった。また、記事のどこが事実と違うのかについて何の指摘もなされていない。PJニュース編集長と話し合った結果、記事は削除せず、TOSHI側に具体的な説明を求めてから検討することにした。

 記者はトシオフィスに電話やメールで、削除要求の真偽を尋ね、もし本物であるなら記事の削除を求める根拠を具体的に説明して欲しいと求めた。もちろん、取材も受けず、根拠も示さないままでの削除要求と告訴予告については、強く抗議した。また、記者はこの詐欺事件について週刊誌で記事を書く予定だったため、トシオフィスにはそのことも伝え、週刊誌用のコメントも求めた。

 これに対してTOSHIは、週刊誌の編集長にFAXを送付(ちゃんと「出山利三」と書かれていた)。その中でTOSHIは、「藤倉氏のご質問の件につきまして、削除要請を出したのは私本人であり、メールアドレスも私どものメールアドレスで間違いありません」と認めた。PJニュースの記事は事実と違うという趣旨のことが書かれていたが、どこが違うのかについて具体的には書かれていなかった。

 しかし、記者やPJニュースに対しては何の返答もないので、トシオフィスにあらためて電話すると、またしても「担当者不在のため、連絡が取れ次第連絡する」(トシオフィス)。しかし本当に返答をもらえるのか確認しているうちに、「直接対応しないようにと弁護士から言われている」(トシオフィス)と言い分を変えた。そこで担当弁護士に電話をかけると、こちらが用件を言う前に「あなたとはすでに当事者の関係なので、任意でお話しする気はありません。裁判所で会いましょう!」と一方的に電話を切られてしまった。

 記者個人への告訴は別として、livedoorからの記事削除は、記事のどこがどう違うのか説明してくれなければ対応のしようがない。記事で紹介した姫路での詐欺事件は、5月13日に神戸地方裁判所姫路支部で判決が言い渡される。【了】

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