PJ: 高橋 清隆
銀座線が線路火災で非常停止、乗客一時閉じ込め
2009年11月24日 11:38 JST
青山一丁目-赤坂見附間で缶詰になった銀座線の車内(撮影:高橋清隆、11月24日午前8時55分ごろ) 
【PJニュース 2009年11月24日】24日午前8時40分ごろ、東京メトロ地下鉄銀座線の線路上で火災があり、溜池山王-青山一丁目間で3本の列車が非常停止。乗客が一時車内に閉じ込められた。記者は非常停止した列車に乗り合わせ、薄暗がりの車内で30分を過ごした。
青山一丁目を発車した浅草方面行きの列車が、突然止まった。電気が落ち、モーター音もやんだ。車内は非常灯のみの薄暗がりになる。アナウンスが入った。
「ただ今、赤坂見附-溜池山王間で異常を検知したため、確認作業を行っています。今しばらくお待ちください」
通勤時間帯だけあって、車内は込み合っていた。駅間での停車はよくあること。周りの乗客は皆、整然と立っていた。程なく入ったアナウンスで、線路上に落ちたビニール傘が燃えていると知らされる。次第に車内は暑くなる。朝の冷え込みで、コート姿の乗客が目立つ。ハンカチで首や額をぬぐうサラリーマンや、外とうを脱ぐOLも出始める。
「停電のため、車内がだんだん暑くなってきます。恐れ入りますが、窓を開け、換気にご協力ください」
停車から20分余りが過ぎた午前8時51分、頭上でサイレンが聞こえてきた。消防が「消火の確認のため作業に当たっている」ことを告げられる。程なく、「これから車掌が確認作業に向かうため、しばらくアナウンスできません」との放送。乗客の不安が一気に高まる。頭上のサイレン音は大きくなる。ため息をつく人。うなだれる人。
午前9時00分、先頭車両が赤坂見附駅のホームに着いているので、順に移動して降りるようアナウンスが入る。先頭はすでに駅に着いていたのだ。
しばらくして乗客が動き出す。午前9時10分、ホームに出た。途中の車両には貧血で座ったままの女性もいた。駅員が手当を呼んでいる。先頭車両にも具合が悪くなった人が残っていた。
ホームに出ると、東京メトロのアルバイト係員が質問責めに合っていた。すでに定時の出勤をあきらめたのか、走りだす乗客は見当たらなかった。駅間で停車したほかの2本の列車は、すでに乗客を降ろしていた。赤坂見附駅前の外堀通りには、回転灯をつけた消防車がずらりと並んでいた。【了】
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