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PJ: 高橋 清隆

ブルーな電飾の街並み
2008年12月20日 08:23 JST


青と白の発光ダイオードで飾られた街並み(撮影:高橋清隆、12月19日東京・二子玉川駅前) 

最近、夜の繁華街を歩くと憂うつになる。クリスマスを独りで過ごさなくてはならない独身男性の嘆きという話ではない。原因はネオンや電灯である。急行が止まる程度以上の街に行けば、どこも青と白のイルミネーションが瞬いているからである。

 統一された電飾は、11月14日の「世界糖尿デー」が発端らしい。国連や空を示す「青」と、団結を示す「輪」を表現したブルーサークルが運動のシンボルとのことで、この日世界で一斉点灯された。米国のエンパイア・ステート・ビルや英国のロンドンアイ(観覧車)などのほか、日本では東京タワーや松江城などが青く彩られた。

 東京都港区の東京ミッドタウンでは、青と白のLED(発光ダイオード)12万5000個がパリのシャンゼリゼ通りを再現している。日仏友好150年を記念したものと報じられていた。そのほかのネオンも、このいずれかと関係があるのだろうか。申し合わせたように青と白のLEDばかりである。

 「世界一斉」などというのは、生理的に気持ち悪い。英国の情報機関MI6の高級将校だったジョン・コールマン博士によれば、イルミナティのメンバーである世界の覇権者たちは、雑種化された家畜人間(ゴイム)と少数の指導層からなる新世界秩序の実現を目指している。世界統一政府の母体となるのはEUとされ、現在空席となっているEU委員会666番目に最高指導者が座るとされる。

 TBSニュースによれば、青はEUのシンボルカラーでもあるという。日仏交流150年というが、フランス革命はイルミナティが成功させた初めての政権転覆工作と語られている。ミッドタウンの電飾を明るい話題として伝えたのは産経新聞だが、フジサンケイグループのシンボルマークは目玉。つまり、イルミナティら悪魔教信者が崇拝するルシファーの隠喩(いんゆ)である。小沢一郎氏は「新世界秩序」という言葉を公の場で発言した政治家だが、彼が代表を務める民主党の屋上看板にも目玉マークが描かれている。ロンドンアイは目玉そのものではないか。そもそも「ルミナ」は光を意味するから、電飾自体が悪魔的と言うべきかもしれない。

 他方、なぜ突然、糖尿病なのか。わが国ではその温床となるメタボの特定健診が始まったが、専門家の間では医療費削減につながらないとの見方が専ら。受診と投薬が増え、外資が幅を利かす保険会社と製薬会社を潤すだろう。青い光はこれから日本の患者たちを食い物にする宣言にも聞こえる。

 LEDと言えば、「青色発色ダイオード訴訟」を連想する人も多いだろう。発明した研究者が勤務先の会社に200億円の対価を求め、2005年に企業側が8億4000万円を支払うことで和解が成立している。これは世界一の技術力を育(はぐく)んだ日本の伝統的労使関係を崩す事件である。侵略者がその国の秩序を破壊する場合、個人の利益を主張する裏切り者を後押しするのが手っ取り早い。

 テレビや新聞は原告を英雄視し、企業側を批判する論評ばかり。本当は十分な生活費が保証されているから、失敗しても生活に困ることなく、社員は業務に没頭できる。白色ダイオードも青色の技術から生まれた。列島中を青白い光で飾るのは、日本の没落を宣告する彼らお得意のブラックユーモアである。

 世界支配を企てる者たちは、思惑に満ちた夜景に日本人がうっとりする姿を見て笑っているはずである。「わあ、きれい」と携帯を向けてはしゃぐ群衆に出くわすたび、わたしの心はブルーになる。【了】

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