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PJ: 工藤 和江

バンコク旅行=肌で感じた危険と安全
2010年04月29日 07:42 JST


タイのBTSシーロム線。(撮影:工藤和江) 

【PJニュース 2010年4月29日】日本経済新聞朝刊(4月23日付)第一面に「バンコクで連続爆発」のニュースが掲載されていて思わずわが目を疑った。タイ旅行から戻ったばかりだったからだ。

バンコクで大規模反政府デモが始まってすでに5週間がたち、4月10日には治安部隊とデモ対の衝突で日本人カメラマンの村本博之氏が死亡、日本でも大きく報道された。

デモ騒動以前に、ハノイ、バンコク、ホーチミンをめぐるツアーに申し込んだ筆者は、17日の出発前には「今バンコクは危ないから、キャンセルしたら?」と友人知人に言われたのだが、旅行社からの連絡では「危険地帯を避ければ平穏」というので、安全を第一に考えて行けば大丈夫だろうと出発し、22日に無事帰国した翌日の爆発騒動だった。

記事によれば、爆発の起きたサラデーン駅は、危険地域とされていた旧市街から大きくはずれている。昼はビジネス街、夜は歓楽街の一大観光エリアとなる地域で、日系企業も多く集まっているため、日本人だけでなく外国から訪れる観光客も多く、影響はバンコク市民のみならず、外国人まで巻き込む恐れが強くなった。

筆者も、BTSワンデイパスを購入して、終点の「ナショナル・スタジアム」や、サラデーン駅の次の「チョンノンシー」、それに船着場のある「サファーン・タクシン」駅に降りて散策をしたが、まったくのどかな地域だった。

それでも、旅行する前に「危険地域」として近づかないように指導されたセントラルワールド付近(サイアム駅・伊勢丹などがある)を通過した時は、赤シャツ隊(反独裁民主統一戦線UDD・タクシン派)が集まっているのが電車の窓から見られた。

タイは「ほほえみの国」と呼ばれて、人々はフレンドリーだし街も魅力的なので、日本人リピーターも多く、観光地としても人気が高い。短期の旅行者として感じた事は、日本での報道とは違って、日常生活は思ったよりも平穏で、危険地域に出入りしなければ特に生活に支障はないように感じたが、今回の一連の騒動で「危険な国」と認識されると、観光収入にも大きな影響が出るのは必至であろう。外務省も4月23日にホームページ上で「渡航の是非を検討してください」と注意喚起をうながしている。【了】

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