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PJ: 映像編集 by PodTV

【動画】11月21日のマスコミ=年金テロ現場で、その行動様式を観察する(5)
2008年11月22日 20:08 JST


事件現場付近の小学校校門前の横断歩道内に駐車するテレビ東京のワンボックスカーとマスコミの黒塗り高級ハイヤー。(撮影:小田光康、11月21日) 

(4)からのつづき。21日の東京・中野の「年金テロ」事件現場では、マスコミの数が20日よりもまた減った。一方、現場には臨時のポリスボックスが置かれ、被害者宅の周りはすべてブルーシートで覆われるなど、警備体制は強化されていた。マスコミは被害者宅東側に集中しているが、現場の様子をうかがっている風であり、目立った動きはなかった。マスコミの現場周辺への関心は急速に冷えていったようだ。

 マスコミが陣取る道路は小学生の登校用道路で、午前7時から午前9時半までの間、許可車両以外は車両進入禁止となる。規制区間は歩いて5分程度なのだが、それでもマスコミのハイヤーやワンボックスカーが規制時間内に進入していた。ちなみにこれらのハイヤーはマスコミが民間タクシー会社から借り上げているもの。通常、記者かカメラマンが後部座席に一人で乗っている。

 このマスコミの様子を写真撮影していた付近住民は「あるべき姿ではないですね。ちょっとの距離なのだから、少し前でハイヤーを下りて、歩いてくればよかろうに。どういう感覚なのですかね」とあきれていた。この住民もマスコミの加熱取材や騒音被害に悩まされ、「いつ暴走するか分からないので、見張っています」と話していた。

 この朝、マスコミの姿に代わって目立ち始めたのが付近住民のパトロール姿だ。事件現場周辺の至る所にたすきや腕章をした保護者がこどもたちを見守っていた。保護者の一人は「何の断りもなくカメラを向けられるので、良い気分ではありません。知らず知らずのうちに、その映像がテレビや新聞に載ってしまうこともあるんですよね。ちょっと怖い気がします」と打ち明けた。

 正午前になるとNHKやTBSの中継車が事件現場前に到着していた。そこで不思議な光景を目にした。昨晩8時半過ぎ、NHKの中継車がエンジンと発電機を回していたので、そのスタッフに近所迷惑になっていることを伝えた。するといつ何時、映像を送るやも知れずスタンバイしていると説明していた。だが、この日の昼間はエンジンと発電機を止めて停車していた。映像配信のスタンバイはどうなっているのだろうか。

 夕方5時過ぎ、ジョギングを兼ねて現場に向かうと、記者が走り寄ってきた。「時事通信の記者です。事件の日、被害者の救助を手伝った方がジョギング姿だったというのです。それはあなたですか」と聞いてきた。「違います」と短く答えたのだが、それでも走りながらいろいろと質問してきた。だが、その記者は途中で息が切れてしまい、取材をあきらめてしまった。記者の仕事もたいへんなのである。

 被害者宅東側の道路にはマスコミが30人ほどたむろしていた。何するわけでなく、場所取り用の脚立やガードレールに腰掛けていた。現場で事件が動かないのが一番つらい。手持ちぶさたで同僚や同業者と雑談したりするのだが、あまりに時間がたつのが遅い。PJも昔、こんな経験を繰り返してきた。近所の住民からは迷惑がられながらも、事件を全国に向けて報道する使命がある。寒空の下、この微妙な立場で彼らは何を見つめているのだろうか。この模様は動画PJ PodTVで。【了】

■関連情報
19日午前1時のマスコミ=年金テロ現場で、その行動様式を観察する(1)
19日午前1時のマスコミ=年金テロ現場で、その行動様式を観察する(2)
11月19日朝から晩までのマスコミ=年金テロ現場で、その行動様式を観察する(3)
11月20日のマスコミ=年金テロ現場で、その行動様式を観察する(4)

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