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【動画】巡礼出発の観音堂が印象的、札所一番「四萬部寺」=秩父札所めぐり
2008年11月13日 07:18 JST

「秩父三四カ所札所めぐり」札所一番の四萬部寺(しまぶじ)。(撮影:小田光康、11月6日) 
埼玉・秩父市とその周辺の観音霊場を歩く「秩父三四カ所札所めぐり」というのがある。札所一番の四萬部寺(しまぶじ)から札所三十四番の水潜寺(すいせんじ)まで約100キロの道のりを巡礼するコースだ。秩父札所は文暦元(1234)年に開創され、室町後期に定着したと伝えられている。江戸時代になると観音信仰が庶民の間に広がり、秩父札所めぐりがさかんになったという。
PJ小田は先週の11月6日、立冬を写真・映像で表す取材をしようと八ヶ岳まで足を伸ばしたのだが、想定していた雪の稜線はあいにく拝めずに失敗した。その帰り、秩父市内をオフロードバイクで走った。ところどころに「札所」の看板が立っていた。札所巡りは以前から気になっていたのだが、今回せっかく来たのだからと、札所めぐりを始めることにした。
バイクやクルマでの巡礼はいささか味気ない。以前、大型スクーターで四国八十八カ所めぐりをしたのだが、札所という点と点をつなぎながら大急ぎで回るだけで、巡礼の旅という気がしなかった。この様子を読売新聞に取り上げられ、恥ずかしい気分でもいた。
初回はバイクでの巡礼になってしまったが、次回からは徒歩か自転車で回ろうと思う。秩父へは東京・池袋から西武線の特急を使えば1時間半でたどり着ける。山並みがきれいで、清流が流れ、里山の風景もある。ゆっくりと回れば心も和み、落ち着いた気持ちになれるだろう。
まず、西武秩父駅の駅前にある観光案内所で札所めぐりの案内図をもらった。札所一番の四萬部寺はここから国道140号線を熊谷方面に向かい、右に折れ坂を少し上ったところにあるという。秩父駅からバイクで走ること約15分。行き先を示す看板がところどころに立っており、簡単に見つけることができた。門前には「旅籠一番」という古風な宿がある。
札所一番の正式名称は「誦経山四萬部寺(ずきょうざん・しまぶじ)。988年に僧侶幻通がこの地を訪れ、4万部の経典を読誦し経塚を建てたのが起こりだという。階段を上って山門をくぐると、銅瓦葺きで朱塗りの観音堂が目に入った。きれびやかなお堂で、巡礼がこれから始まるという気分にさせてくれた。観音堂を中心に施食殿や庫裡などが並んでいた。
観音堂脇にある大きな建物は参拝客のための宿坊かと思っていたが、寺の住職や家族の居間である庫裡だった。この観音堂はもともと秩父の名匠、藤田徳左衛門吉久による1697年の建造だという。明治時代に再建されている。内部は豪華絢爛で複雑な建築美が楽しめるというのだが、あいにく夕方遅く到着してあれこれと撮影していたため、鑑賞することができなかった。次回以降、もう一度訪れて報告したい。四萬部寺の動画はPJ PodTVで。【つづく】
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