SakuraFinancialNews

PJ: 映像編集 by PodTV

【動画】女王陛下と釜ケ崎(大阪・西成区)―日雇労働者の街で、イギリス人バグパイプ・グループが演奏
2008年10月14日 13:22 JST


釜ケ崎の町をパレードする、スコットランド出身イギリス人たちのバグパイプ・グループ(撮影:新納直子、12日) 

日雇い労働のオッチャンたちに、私たちの国の伝統音楽を届けたい―。全国一の日雇い労働者の街、大阪市西成区の釜ケ崎で12日、自費で来日したイギリス人たちのグループによるバグパイプの演奏が行われた。グループの約80人は「貧困に負けないで」というメッセージを伝えようと、簡易宿泊所などが立ち並ぶ街を練り歩きながら演奏を披露し、釜ケ崎の住人たちから盛んな拍手を浴びた。その模様を動画PJ PodTVで。

 演奏したのは、スコットランド出身のイギリス人を中心としたグループで、毎年バグパイプの祭典「パイプフェスト」を世界各地で行っている。今年は関西で活動している在日イギリス人団体「ラムゼイ・パイプバンド」が主催(後援・大阪府)して、初めて日本で開催することになった。期間は10月12日から19日までで、大阪と神戸の公園や大学などで演奏する。

 演奏地の一つである住之江公園(大阪市)が、釜ケ崎の労働者たちによって清掃されていることを知った主催団体が、日本で最初に演奏する場所に釜ケ崎を選んだ。日本で社会の貧困化が問題になっていることも考慮し、日雇い労働者たちを励ます思いをこめた。

 同グループは、スコットランドの盛装である、赤や青など鮮やかな糸で織り込んだタータン・チェックのスカートに白いシャツ、ネクタイ姿で登場。ホテルからバスで釜ケ崎に到着し、バグパイプを抱えて釜ケ崎に降り立つと、住人たちからは盛大な拍手が起きた。同グループは約1時間、終始友好的なムードの中、街をパレードしながら演奏を行った。

今回のパイプフェストで集められる寄付金などは、イギリスの王立海上救助団体「ライフボート」に贈られることになっていて、エリザベス女王から感謝のメッセージが送られている。ロンドンのバッキンガム宮殿、私設秘書事務局ディレクターを通して日本の主催団体団長、リンゼイ・キャメロン・ノミヤマ・カワイさんに届いたもの。「このイヴェントが皆さんの記憶に残り、大きな成功をおさめますように」と記されている。

 女王陛下から特別な温かい励ましの言葉をもらい、リンゼイさんたちは、パイプフェストをより盛り上げたいと考えている。取材に集まった報道陣に対しリンゼイさんは、「釜ケ崎を最初の演奏地にしたのは、日本の貧困が問題になっている中、日雇い労働者の皆さんたちを励ましたかったからです。私たちでもできることがあればと思い、演奏を披露させていただきました。皆さんに温かく迎えてもらい感激しています」と話している。【了】

■関連情報
パイプフェスト ジャパン2008

PJニュース.net
PJ募集中!
新納直子(旧姓:渡辺直子)ジャーナルサイト
PJ新納直子【刑事裁判】取材記事リンク集
とっておきの能登ガイドブログ



関連記事:
タグ:
pagetop

PJ 記者