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【動画】「夢のような生活待っていない、出血を止めるもの」と橋下・大阪府知事=1100億円収支改善策発表
2008年06月08日 06:13 JST


大阪府の橋下徹知事は5日午後、府庁で記者会見を開き、「大阪維新プログラム案」を発表した。「大阪維新プログラム案」は、今年度予算で事業費320億円と人件費345億円の計665億円の歳出削減に踏み切り、府有財産売却などで435億円の歳入を確保することで、当初の方針通り、総額1100億円の収支改善を図るというもの。(撮影:渡辺直子、5日) 

大阪府の橋下徹知事は5日午後、府庁で記者会見を開き、「大阪維新プログラム案」を発表した。「大阪維新プログラム案」は、今年度予算で事業費320億円と人件費345億円の計665億円の歳出削減に踏み切り、府有財産売却などで435億円の歳入を確保することで、当初の方針通り、総額1100億円の収支改善を図るというもの。会見の模様を動画PJ PodTVで。

 大阪府は知事の会見前に「『大阪維新』プログラム案がめざすもの」と題する資料を報道陣に配布。それには、1)「大阪維新」とは、2)「自己責任」と「互助」、3)「互助」を支える基礎的自治体(市町村)への分権、4)大阪・関西が自立し、総力を発揮するための集権、5)国にしっかりモノ申す、6)次なる一手を打つ、と書かれていた。

 橋下知事は会見の冒頭、知事から府民へのメッセージとして「就任以来、4カ月経過しましたが、府民の皆さまから、重い意見を多数いただきました。僕自身も、府庁に入るまで、これほど府政のことを考えたことはなかったが、今回は4カ月間、本当に府民の皆さまに府政のありとあらゆることを議論していただいたことを感謝申し上げます」と述べた。

 さらに、知事は一府民の立場として「府民の代表として、府庁職員の皆さん全員に今回のプログラム案の取りまとめ、本当にありがたく思っております。府庁職員の皆さん、本当にお疲れさまです。まだ、ゴールではないですが、一府民として、この4カ月間で、ここまでのものを作り上げてくれたというのは、本当にすばらしい仕事をやってくれたと思っています」と、府庁職員の労をねぎらった。

 知事はこの日示した「大阪維新プログラム案」について、「相当厳しい内容で、人件費削減、府民サービスに切り込ませていただいています。この案で夢のような府民の生活が待っているのではありません。今回の財政再建は、出血を止めるものだとご理解ください。使っちゃいけないお金を使っていたので、そこにストップをかけたというものです」と説明した。

 知事が就任以来、財政再建の基本的考え方として強調している「収入の範囲内で予算を組む」について、知事は「与えられた収入の中で、きちんと予算を組むことを前提としながら、個別の施策で、お金がかかる事業があって当たり前」と述べた。そのうえで、「何でもかんでも切ればいいというものではない。『障害者施策』『治安における警察力』『切迫した命に関わる施策(救命救急)』。この3つについては、堅持します」と述べた。

 さらに知事は、国と地方のあり方、地方自治のあり方にひずみがあり、それが限界にきていると説明したうえ「少子高齢化に向けて、福祉政策が求められる時代になっている。住民の皆さん、府民の皆さんができることはやっていく。住民間同士の互助、これが必要です。行政というのは、何が何だかわからない状態になっています。住民の細かいことを知っている市町村に住民のための互助を進めていきます」などと述べた。

 知事は会見の最後、「府民の皆さまにも、ぜひこの状況を理解していただいて、880万人の府民の皆さんと一緒に、この大阪をもう一度、輝かせたいと思いますので、よろしくお願いします」と挨拶(あいさつ)した。【了】

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