PJ: 堀籠 しゅん
正しい!?「伊達直人」になる方法はコレだ!
2011年01月14日 08:54 JST
【PJニュース 2011年1月14日】昨年のクリスマスの12月25日に群馬県中央児童相談所へ「子供達の為に使って下さい」との手紙と共にランドセル10個が届けられた。差出人は、伊達直人。この善意の寄付の報道をきっかけに各地の児童養護施設にランドセルなどを届ける善意の“運動”が広がっている。中には警察署に届けられたために危うく拾得物扱いになりそうな“伊達直人からの贈り物”もあった。そこで正しい“伊達直人”になる方法を考えてみた。
伊達直人とはもちろん40年ほど前に人気を博したプロレス漫画「タイガーマスク」(梶原一騎原作)の主人公のことであり、プロレスで得たファイトマネーを自身が育った「孤児院ちびっこハウス」へ寄付していたヒーローである。正確に言えば、タイガーマスクであることを隠し、伊達直人という一般人として善意を行っていた。この謙虚で美徳ある振る舞いに共感したのか「伊達直人」という名前は、日本人にとって善意の寄付者にふさわしいものになった。
少しハナシはそれるが、TVアニメ「タイガーマスク」の主人公、伊達直人(=タイガーマスク)の声を担当していた故・富山敬さんは、「ちびまる子ちゃん」のさくら友蔵、「宇宙戦艦ヤマト」の古代進の声もやっていた名声優であった。また、アニメで伊達直人はハウスの子供たちから“キザ兄ちゃん”と呼ばれていたが、「伊達直人」とは、“伊達な男”から梶原一騎が命名したのではないかと勝手に推測している。ちなみに同じ梶原一騎原作の「巨人の星」の主人公、星飛雄馬は、ヒューマン(人間らしい)から名付けられている。
さて、児童養護施設への寄付は、署名内容や年代、性別もさまざまで、田舎伊達直人、デザイナーの伊達直人、神奈川県伊達直人、鯖江の伊達直人、長崎の伊達直人(ヒ・バ・ク・シャ)、中学生の伊達直人、70歳過ぎの伊達直人、90歳のタイガーマスクと多彩。中にはマンガの中で伊達直人に淡い恋心を抱く、若月ルリ子。宮城県では同じ伊達でも伊達政宗。さらには伊達直子という女性版も登場している。
その善意の贈り物をするための正しい(?)「伊達直人」になるにはどうしたらよいかをミクシィに最近立ち上がったコミュニティ「タイガーマスク運動トピック」を参考に考えてみた。このコミュニティ内では実際にタイガーマスク運動を実施している「伊達直人」がたくさんいるのが素晴らしい。
まずは、贈る場所。場所は、全国にある児童養護施設に直接贈るのがベスト。警察署では、拾得物扱いになってしまう可能性も。拾得物になると3か月も保管されてしまうので、児童養護施設の子供たちに届くのが遅くなってしまう。そこで、事前に「全国児童養護施設協議会」のホームページをチェックして児童養護施設の場所を確認しておくことが大切。ホームページによれば、現在全国に575 施設、約3万1000人の子供たちが生活している。なお児童養護施設ではなく、児童相談所に贈ったとしても児童養護施設に配られるという。
次に何を贈ったらよいか事前に電話するなり調査することをお勧めしたい。宮城の児童養護施設では、今年の入学に必要なランドセルはすでに準備されていたが、ランドセルが届いたという。施設では来年に役立てたいと話していたようだが、今すぐに必要なものがあったのかも知れない。また、文具などは学校の指定のものが決まっている場合もあるので注意が必要だ。
贈り方は、手持ちで、こっそり玄関前に置いておくという方法か、郵送や宅配便で送ることになるが、送りの場合、自分の名前と住所を書かなければならないという問題が出てくる。宅配便の場合、住所は「同上」で施設の関係者を装い、名前は架空の名前か「伊達直人」でも構わない。郵送の場合も同様で、口外しないでと頼めば守秘義務があるので周りに知られる可能性は低い。手っ取り早く送るにはコンビニから出すのがラクなようだ。
贈り物には、ぜひ手紙を添えておきたい。「○○の伊達直人」で構わないので自分が気に入った肩書きの「伊達直人」を署名しておこう。宅配便の場合、手紙を同封することは違法だが、カード程度のみならば信書に該当せず添え状として扱われるので合法である。
一過性のブームではなく、伊達直人運動が続くように願いたい。また、児童養護施設には、子ども手当が支給されない児童もいることをみんなで議論したいものだ。【了】
■個人ウェブサイト
堀籠しゅんの俺にも言わせろっ!
■関連情報
「全国児童養護施設協議会」
PJニュースは一般市民からパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。
PJ募集中!みなさんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。

