PJ: 富樫 秀樹
途上国のラオスが教えてくれるもの
2010年05月23日 06:10 JST
ラオス・ビエンチャン特別市で起きた交通事故(撮影:富樫秀樹、5 月17 日) 
【PJニュース 2010年5月23日】途上国であるラオスが我々に教えてくれる事は沢山ある。それをどう感じ、どう捉えていくかだ。
市内から一歩足を伸ばせば、豊かな田園、水田地帯が広がり、放牧された牛、アスファルトに覆われない赤土を見ることが出来る。
だがその反面、近年、ここラオスでも主要な幹線道路では車両の数が増加し、それに比例し、交通事故も多く発生してきている。交通ルールを守り、安全運転に心掛けるといった習慣はまだみられないように感じる。規則を守るといった習慣が確立されていないからであろう。
ラオスでは自己責任という概念があるかどうか分からないが、まずは、自身の判断によって考え、行動できる感がある。その反面、危険はすぐ後ろに差し迫ってきてはいる。交通事情一つを上げてみても、それは如実に表れている。
その反面、私たち日本人は、知らず知らずのうちに、規則に従い、何か窮屈さを感じずにいられないがまずは、安全といわれる規定ラインの確保は保てる状態ではある。
何か見えない価値観にがんじがらめに縛られ、拘束され、それと引き換えに身の安全を手に入れる事を「豊かさの一つ」というならそれを受け入れるべきなのであろうが、何故か失ったものの大きさに、思いをはせてしまう。それが一時の気の愁い、未練となるのか、それとも、個々がリブライとし思唯していくものなのかは、ここラオスが、ラオス人がその「答え」を導き出してくれるであると信じてる。
その国が持つ様々な習慣、文化を自国のそれとリンクしてみると、私たち日本人が得たもの、失ったものを、形として明確に眼前へと差し出してくれる。今こそ、それをどう受け止め、どう後世へとつなげてゆけるのかを、しっかりと考え、見つめ直す時期にきているのかもしれない。【了】
■関連情報
富樫秀樹ホームページ
PJニュースは一般市民からパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。
PJ募集中!みなさんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。

