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PJ: 池野 徹

「69+1」の裕也が魅せた「ニュー・イヤー・ワールド・ロック・フェスティバル」一挙3時間の放映。
2010年01月08日 14:37 JST


"Possibility of Rock !?!" (撮影:池野 徹、Dec.31.'09) 

【PJニュース 2010年1月8日】ロック・ミュージックの世界も半世紀も過ぎて、あらゆる音楽世界のベーシック・サウンドになってしまった。それだけ広く強く影響を与えて来たとも言える。ロックは、若者の反体制的なるものを、歌に音にぶつけて来た。しかし、ロックの普遍性は、かのローリング・ストーンズでさえ、60代を過ぎて大人のロック世代となっている。

その本来のロック・スピリッツが生きている世界もある。それは、1人のロックにこだわりを持った男、内田裕也である。1973年、渋谷の西部劇場で、第1回ニュー・イヤー・ロック・フェスティバルをプロデュース、キャロルの矢沢永吉、加藤和彦、ミッキー・カーティス、かまやつひろし、カルメン・マキ等でスタートした、ロックの年次ライブの根幹となったのである。以来、2009年で、37回目を迎えたのである。ロックの半世紀の大半に現れた、日本のロックン・ローラーは、内田裕也のハートと身体と通り過ぎて行ったと言ってもよい。

世界では、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、ローリング・ストーンズとロックの旗手たちが、ロック・サウンドを動かして来た。ウッド・ストックをはじめ、ビッグな野外ロック・フェスティバルがあったが、現在でも、イングランドのグラストンベリー・フェスティバルがデビッド・ボウイや、ピンク・フロイドが出演した1970年から続いており、2010年、ストーンズが出ると噂されたりしている。インドアのロック・フェスティバルとしては、裕也のロック・フェスティバルは、ギネスものだろう。

この30年も、このロック・フェスティバルを見て来たが、一番のハイライトは、内田裕也&トルーマン・カポーティR&Rバンドのリハーサル風景だ。裕也のロックに対する、音に対する、動きに対する、歌に対する、パフォーマンサーに対する厳しい叱咤激励(しったげきれい)とわがままとも言える自己主張の権化が見られる事だ。これはプロフェッショナルな世界では、当然のことだろうが、失われつつある、スピリッツの集約が裕也のシャウトから見られるのは、まさにエンターテインメントであると思う。若きロックン・ローラーの出現を期しているに違いない。

第37回、「ニュー・イヤー・ワールド・ロック・フェスティバル」は、5カ国、6都市、中国、韓国、アメリカ、カナダそして日本は、12月31日から元旦にかけて銀座博品館で行われた。中国は、桑名正博&小島良喜と六楽房。韓国は、白竜等。アメリカは、ロサンジェルスで、THE BINGES等、ニューオリンズでPapa Grows Funk等。カナダ・トロントでは、FLOWER TRAVELLIN' BAND等。東京では、シーナ&ロケッツ、カイキゲッショク、石橋勳BAND、Before Christ Butterfly、氏神アジワン、Me-ISM、内田裕也とトルーマン・カポーティR&R BAND等16バンドが出演した。

特に、カイキゲッショクを率いてのHIROのハードロック、ヒップホップは、パワー、ダンスと、その危うさを秘めたロックパフォーマンスはインパクトがあった。内田裕也は、NHK紅白歌合戦ぶっ飛ばせでやって来たが、今回、矢沢永吉がNHK紅白に出演する事を聞き、残念がった。しかし、キャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー」を歌い、NHKに出演する事への皮肉と成功を披露した。カウント・ダウンを挟み、来場していた崔洋一、滝田洋二郎、モブ・ノリオ、近田春夫と裕也になじみの深い監督、作家、ミュージッシャンを紹介した。トリにシーナ&ロケッツが、明け方の会場を沸かしたのだった。

この模様は、世界の会場をつないで収録されて、1月10日(日)25:10からフジテレビで3時間にわたり放映される。内田裕也の空中遊泳のパフォーマンスもあり、ロック・エンターテインメントを見せてくれるだろう。

"We Love Rock!!!"

【了】

■関連情報
●37th New Years World Rock Festival
1月10日(日曜日)25:10〜3時間
フジテレビ(8ch)にて放映。

http://blog.livedoor.jp/stone999/

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PJ 記者