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PJ: 池野 徹

プロ・サーファーの熱き戦い、九十九里でオープン=ASPジャパンツアーWQSシリーズ2009。
2009年09月30日 06:00 JST


"Parrish Byrne(AUS)" (撮影:池野徹、9月27日) 

【PJニュース 2009年9月30日】スポーツと言うと広い範囲にたくさんあるが、オリンピックを中心に地球上のアクション好きの人間がいるが、直接大自然を相手に戦うというか、楽しむスポーツもある訳だ。山登りの山岳スポーツもそうだが、海洋スポーツの海の波と風を相手に挑むスポーツがある。「サーフィン」は代表的なものだ。ほかに、ウインドサーフィン、カイトサーフィン、ボディサーフィンがある。同じ海洋スポーツでも、セーリングというヨットなどのオリンピック級のスポーツもあるが、一番シンプルにボード一枚で、ボディ一つで波と向かうスポーツに、若者の人気が集まっているのも事実だ。

波と風の自然の脅威に体一つで勝負する、そして波と風を読み、ライディングの技術を競う競技でもある。ヨットが認められていて、サーフィンがメジャーでないのは、遊びと言うか、趣味と思われているからだろうか。競技人口的にも少ないからだろう。しかしスキーのジャンプだって少ない人口だろう。近ごろ、サーファーは若者にもてはやされているが、芸能人の遊び道具みたいに扱われ、薬物事件などに巻き込まれて、とんでもないトバッチリを食っているが、大自然に挑むカッコいいスポーツであるのは違いない。

千葉県の九十九里海岸は、近ごろ注目されているサーフィンスポットがある。一宮町釣ヶ崎海岸で9月24日から27日まで、2009年ASPジャパンツアーWQSシリーズ4スターイベント「BILLABONG TSURIGASAKI PRO」世界のプロサーファーが集まる公式の大会があった。初日と最終日に会場へ行った。クルマで集まったギャラリーは日本中から来ていた。世界から、オーストラリア、ハワイ、カリフォルニア、を含む160名のプロサーファーが参加していて、4人一組のヒートで争われ2人ずつ勝ち残り、最終日決戦に、オーストラリアのパリッシュ・バーンと日本のこの地元出身の田嶋鉄平プロがクオーターファイナルを経て、ファイナルのヒートを繰り広げた。

Waves 2から3フィート、北東の風Windサイドオンショアで、天候は曇りでコンディションとしては好条件であった。田嶋鉄兵がリードを握り終盤を迎える。後半の残り時間数分のところでバーンがエクセレントな9.33ポイントで逆転に成功。直後田嶋が9.00ポイントに成功するがあと一歩のところで及ばず涙をのんだ。最終的に16.83対16.50の超ハイレベルな激戦を制したのはバーンとなった。優勝したバーンは、優勝賞金$12000、ASP WQSランキングポイント1500ポイントを獲得、若い彼にとってはWQS初優勝を果たした。一方、ファイナルに敗れて準優勝となった田嶋鉄兵は賞金5000、ASP WQSランキングポイント1313ポイントを取得した。ギャラリーはこの熱戦に暑い拍手コールを波間を越えて送った。

サーフィンのテクニックは、パドルしながら良い波をつかみ、テイクオフして波に乗り、波をフェイドしたり、波のトップとかボトムでターンする、あるいは、空中に飛び出すエアリアル等、波の状態に対応した技術と、そのボディで演技する事で競技採点されるのである。ボードに、ショートとロングがある。実際にやってみれば分かるが、自然の波を相手に挑む勇気と決断力は瞬時のスピード感を伴い鮮烈なキレのあるスポーツである。下手なプルアウトすると波底にたたきつけられる。ハワイのノースショアの波は、10メートルを超え見ているだけで、サーファーの勇気と恐怖を感じる。もちろん年間のけが人や死者は耐えない。しかしその自然の脅威に立ち向かう人間の執念が、スポーツとして、演じるサーファー、見るギャラリーにとっては、たまらない魅力があるのだ。もっと大きなスポーツになっても良いと思う。

"Big Wave! Big Surfer"

【了】

■関連情報
http://blog.livedoor.jp/stone999/
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PJ 記者