PJ: 池野 徹
「ビートルズ」と「民主党」リマスターよりオリジナルだ。
2009年09月11日 07:35 JST
"What do you think"(制作:池野 徹、9月10日) 
【PJニュース 2009年9月11日】音楽家と視聴者。政治家と国民。アクションする側とレシーブする側。それは究極、両者にとってハッピーになれば何も言う事は無いのだが、発生以来長きにわたり共有して来た、あるいは、その特性を認めて来たもの同士にとって、時を経て、その趣旨を変える事は、本当にハッピーなのだろうか。
あの、いまや音楽史上に、クラシックのベートーベン等と同じ様に残ると言われている「ザ・ビートルズ」のリマスター盤が9月9日発売された。全14作品が世界リリースになったのである。国内でも既に100万セールスから200万へと言われている。ビートルズ世代と言われる人を中心にその影響は大なるものがある。この音楽業界の物販セールスの低迷の中で起死回生のプランニングにほかならないであろう。
音が良くなったのである。音のこもりの部分、音声、インストルメンツの立ち上がり、セパレーツ等、クリアなサウンドで、よりグレードアップした音になったと言う事だ。ポール・マッカートニーは「スマートさ、洗練さよりリアルになった。ジョンが隣にいるみたいだ」と言ったと言うメッセージがついている。もともとビートルズのすごいのは、デジタル処理出来るスタジオワークをいちはやく取り入れ、多チャンネルのミキシングテクニックを使い新しいサウンドを提供して来たグループである。
同時期にスタートした、ローリング・ストーンズがいるが、それに対してはじめの頃(ころ)はスタジオワークで、サウンズを声や楽器別に録(と)るより、アコースティック主体に、同時録音したりしていた。それの方がストーンズサウンズが出ると思っていた訳である。1960-70年代に創(つく)られたレコード製品がその時代のビートルズの製品であり、ストーンズの製品の音であった。
もちろん、世界ツアーを行い、生のサウンドを聴衆の前で披露してきた訳である。ライブでは、ビートルズのすべてを自分の眼(め)で、自分の耳で確かめる事ができるのだが、セールスのプロダクツとしては、レコードセールス、今はCD等のデジタル媒体だが、それにより、ビートルズの持ってるすべてを手に入れる事ができる。
しかし、あの時代のあのサウンズがビートルズだったろう。ジョン、ジョージ、リンゴ、ポールが存在してこそビートルズだった。ジョンがいない、ポールだけのビートルズは成り立たない。ストーンズもチャーリイが脱退とか言われ始めたが、キースのいないミックだけのストーンズは成り立たないだろう。完全にその持ち味のサウンドが変わってしまうからだ。まさかと思ったストーンズはまだ現役のグループだ。ビートルズは既に無く、その過去のプロダクツに頼るしかないから、リマスターなんてデジタルテクを使い再セールスをかけているのだ。
2000年代以降のファンが聞くビートルズは、このリマスターに何の抵抗も無いだろうが、ビートルズのオリジナル録音がビートルズそのものだと思う。音楽性は、サウンズが良いだけが音楽じゃない。その時代その音楽家のセンス、フィーリングが大切だ。それが本物ではないだろうか。
付け足しみたいになるが、現在進行している日本の政治世界、老いぼれた自民党が破れ、民主党が政権を握る。しかし、政権維持のために、社民党、国民新党と連立する事が9月9日決まった。政治的、選挙的いきさつはあるが、主義主張をマニフェスト等で示して来たとおおり、民主党はそのオリジナリティで進むべきではないだろうか。郵政事業、安全保障で異なった考え方を持つ、社民党、国民新党とレインボー色の妥協する事は、禍根を残す事になるだろう。新しく国民に委託されたと言う鳩山代表なら、民主党をゆがめてはならないだろう。選挙の数合わせならと亀井国民新党代表も言ってる様に、総花咲かせてすべてカッコ良くは行かないはずだ。女性の福島民社党党首を甘く見ては行けない。鳩山夫人は何と言っているのだろう。民主党オリジナルマスターで出発すべきで、最初からリマスター盤(版)で、やることはない。
「オリジナルをリスペクトせよ、貫け。チェンジとは、全く新しいクリエーティブにする事だ」
【了】
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