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PJ: 池野 徹

夏だ。レゲエだ。ジョー山中だ。"Reggae Vibration IV"-Live。
2009年08月11日 09:44 JST


"Joe's Reggae Vibration Live"-Tower Record Shibuya(撮影:池野 徹) 

1981年、レゲエの神様とうたわれたボブ・マーリーが36歳の若さで他界。1982年、ジョー山中は、ジャマイカへ行き、ボブ・マーリーのウエイラーズと共演して、レゲエのファーストアルバム「Reggae Vibration-1」を発表する。続いて1983、1984年に、「-2」「-3」をリリース。それ以来の25年ぶりのレゲエバージョン登場となった。ジャマイカへ飛び、サードワールド等とのセッションで生のジャマイカの息吹が聞こえてくるトラックになった。

ジョー山中は、そのルーツのアイデンティティを問うまでもなく、ユニヴァーサルなルックスとヴォイスを持っている歌手だ。今でも始動している"Flower Travellin' Band"のメインヴォーカルで、ロックを。映画、人間の証明「Proof Of The Man」のオクターブハイのバラードを。幅広く歌い手としてのジャンルを確実に表現出来る、天性と実力を備えている。ジョーがなぜレゲエに突き進んだかは、日本のミュージッシャンとして初めてレゲエを取り上げリリースした男である事は間違いない。

その気持ちを突き動かす運命は、1981年のボブ・マーリーの死に影響されている所があったに違いない。ロスアンジェルスで、ジョーと生前のボブは出会っている。突き動かされてジャマイカに飛びレコーディングしたのだろう。そして今はっきり言える事は、ボブ・マーリーを継承した男はジョー山中を置いていないと言える。ボブの曲「No Woman No Cry」を歌えるのは、ジョーしかいないと証明出来る。

今回のアルバムで「Proof Of The Man」をレゲエバージョンで初めて歌っている。ジョーの証明とも言うべきこの歌を、レゲエのリズムにのせた決意は相当だっただろう。「-2」にもあるダンサブルな名曲「Dance To The Reggae」もインクルードしている。来日中のマキシ・プリーストともすれ違ったみたいだが、マキシはジョーをリスペクトしている事が分かる。

レゲエのルーツはスカ、ロックステディ、メント、カリプソとか各種のミックスから生まれた1960年代後半にジャマイカで発祥したリズムであるが、ボブ等により、レベルミュージック(反抗音楽)的な面もあるが、ダンシングレゲエとして、蒼い海、スローライフの過ぎ行く時間を抜けて行く、楽しいゆったりとしたサウンドである。いつも思うが、ジョーの歌で踊らないと損をする様に思うのだが。

8月8日、渋谷のタワーレコードで、ジョー山中「Reggae Vibration-IV」の発売記念でミニライブがあった。ジョーファンが全国から来ていた。その後、原宿のクロコダイルで、ライブがあった。ジョーのホームグラウンドでの、解き放たれたレゲエのリズムがステージから会場へ流れていた夏の日の夜にはちょっと汗ばんで、その粒子が柔らかく吹き飛んで行くのが心地よい一夜になった。

"Reggae Love"

【了】

■関連情報
9/2 クロコダイル原宿
9/4 仙台Junk Box
9/6 北区アマチュアコンテスト
9/16 新潟Junk Box
9/18長野Junk Box
9/20 Younger Than Yesterday横須賀
9/26 Billboard Live Osaka
Joe Yamanaka Official Website/http://www.joe-yamanaka.com/

http://blog.livedoor.jp/stone999/
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