PJ: 池野 徹
「お祭り」は、不況を吹き飛ばしてくれるか=茂原七夕まつり
2009年07月27日 06:03 JST
"Mobara Tanabata Matsuri" July 24.(撮影:池野 徹) 
「お祭り」の背景は、いきずまった経済不況、農産物不作、自然災害から来る場合が多い。それを、活気づける、豊じょうを祈とうする、大自然へのい敬、これらをその一番身近の人たちのコミュニティで、人間本来の陽性の部分を素直にさらけ出し大騒ぎして、喜び、舞い、歌い一つの目的を持ち、ともに盛り上げる人間の生きて行く自然行為のための象徴である。特に暑い最中のお祭りは、よりいっそう人々を熱くして、憂鬱な事を吹き飛ばす、夏祭りが盛んなわけである。したがって、今年は、その大不況を受けてお祭りが盛況になるのではないだろうか。
第55回を迎えた千葉茂原七夕まつりは、湘南ひらつか七夕まつり、埼玉狭山入間川七夕まつりと並んで、関東三大七夕まつりの一つである。日本では1927年に始まった東北の宮城仙台七夕まつりが老舗である。地方が地方がと言われてる背景には、地方の疲弊が顕著な日本の背景がある。だから、お祭り騒ぎは大切な行事だと思うが、本当に人々が参加して行われている感じは無い。
イベントとして、よさこい踊り、阿波踊り、リオのサンバ踊りとハデな出し物と、露天商人の、この時ばかりのお店仕掛け、歌謡ショー、プロレスショー、とだいたいお決まりの出し物が並んでいる。お客さんは、夏休みの子供連れの帰省客が大半。御神輿登場となると、かつてのジイがあらわれるが、本当に若い人たち、学生が少ないと言う印象だ。
せっかく盛り上げようと言う割には、後戻りのマイナーなイベント的な感じがするのはしょうがないのだろうか。昔より伝えられている伝統的な行事としてのお祭りの文化的なものは継承してほしいのだが、どうも、その日だけの感じがしてならない。今年の茂原の七夕は、江戸古来の、天のススを払う笹ほうきを天高く飾る「故事類苑」「守貞漫稿」そして、広重、北斎の浮世絵を参考に伝統の七夕飾りを披露している。
千葉・茂原市の街街も、通常は、はっきり言って、寂れたシャッターストリート状態で、人の気配もない。かつてはもちろん盛況であったろう街の商店街も、過疎化と不況にさらされて、今日この日のためにだけみたいな街のたたずまいである。まあ、しかし、一緒に行った、美人の美月ちゃんがせがむ、金魚すくい、亀すくいを一緒にやっているうちに、お祭り気分が高揚して来て、なにはともわれ、お祭りは良い気分にさせてくれるものだと、汗を流しながら楽しんだのである。オモシロいダシ立体看板に、イチロー選手と、オバマ大統領と、麻生首相が鳩を肩に乗せて、動き回る仕掛けには失笑させられた。
「お祭りや 賑わい中に うら悲し」
【了】
■関連情報
●千葉「茂原七夕まつり」
7/24,25,26開催
http://www.mobara-kankou.com/tanabata
http://blog.livedoor.jp/stone999/
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