PJ: 鈴木 義哉
西宮えびす 福男選び 激しかった福男争い
2012年01月13日 06:48 JST
トップで本殿へはいる一番福・福田裕矢さん 2012年1月10日兵庫県西宮市 西宮神社にて (撮影 鈴木義哉) 
【PJニュース 2012年1月13日】10日に兵庫県・西宮神社で行われた「開門神事福男選び」本当に激しい戦いとなった。午前6時の開門と同時に福田裕矢さん、西慶祐さんらがダッシュを決めその直後に6人ほどのグループが続く。そして最初の右コーナー「天秤カーブ」で福田さんが上手なライン取りでトップに立つ。西さんはグループに吸収された形となったがその間約100Mのストレート「福男道」で福田さんが後続を引き離していく。次の左ターン「審判の楠」で福田さんは楠の左から本殿スロープへ上体をまっすぐにして走る作戦を採った。勝っている者のセオリーとして転倒の危険を避けたのだが西さんを始め後続グループの多くがこのラインを走った。
しかし、二番手グループの2人ほどが「ギャンブル」として楠の右側を走りショートカットする作戦に出た。確かに距離は短縮できるが上体をスロープに斜めにするため転倒の危険が増す。実はここで開門神事講社の講社長・平尾亮さんを始め何人もの挑戦者が涙を飲んだ難所なのだ。だが楠あたりからスパートをかけた景山浩規さんが福田さんを僅差に詰め無事スロープを登り切り逆転を計る。だが本殿内で福田さんがスパートを決め一番福を獲得。景山さんは詰めきれず二番福となった。 だが三番手の参加者がスロープを登り切ったところで転倒、四番手の参加者も避けきれず転倒したため五番手にいた西さんが上手くかわし三番福を獲得した。
イメージトレーニングの成果か
福田裕矢さんは高校までバスケット選手で「大学では激しくはやっていない」と話していたのでサークル的な活動だろうが福男レースを制した身体スキルはさすがと言うしかない。過去には 07年の三番福の東井重樹さんもバスケットの選手だった。
二番福の景山浩規さんも大阪商業大の陸上部で中距離をやっているという。過去データーで中距離選手の福男獲得は多分初めてで、「後半回りがバテたのを抜くことができた」と語った。高校時代は野球選手だったというのでスピードと直角ターンの走り方の両方を活かせた結果となった。
三番福の西慶祐さんはサッカー選手で公務員の傍ら市民リーグでボールを蹴っているという。西さんも目の前のアクシデントを上手く避け三番福を取ったのはさすがと言うしかない。03年の一番福・中村昌泰さんもトップ、二番手の本殿内の転倒を上手く避け一番福を取ったが中村さんもサッカー選手だった。
今回は球技系選手が一番福を取ったが3人とも初参加に関わらず難所を上手くクリアしていた。これに対し福田さんは「特別な練習はしていないが、ネットなどで情報は集めた」と言っていたのでイメージトレーニングの成果が出たと行ったところだろうか?
ただこれはあくまで「えびす様の決定」と言う神事であるが、すばらしい走りをしてくれた3人の福男に拍手を贈りたい。【了】
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