SakuraFinancialNews

Updated: Feb 09 07:31    

HOME > (282) > PJが記者会見を取材する理由。...

PJ: 葦乃原 光晴

PJが記者会見を取材する理由。
2009年12月02日 07:00 JST


第4合同庁舎の受付で提出する来庁者受付票。(撮影:葦乃原光晴、11月29日) 

【PJニュース 2009年12月2日】PJはPJニュースに記事を投稿する市民記者なので、別に仕事を持っている。

PJは11月24日(火)の朝、消費者庁の広報に電話して、福島みずほ消費者・少子化担当大臣の会見が霞が関の第4合同庁舎で、当日の午前9時15分頃から開かれることを確認した。

そこで、会見内容を記事にしたいと考えて出掛けて行った。しかし、合同庁舎に向かう途中、合同庁舎で開かれる福島大臣の会見については内閣記者会が仕切っていることを思い出した。消費者庁舎内で開かれる会見については、消費者庁の記者クラブに了解を得て出席したことがあるが、合同庁舎内で開かれる会見には出席したことは無かった。事情が分からず迷ったが、とにかく行くことにした。

第4合同庁舎に到着したのは午前9時前だった。入り口には警備員が立っていて、訪問目的と身分証明書のチェックを受けた。PJは取材目的と答えたが記者証は持っていなかったので、受付で説明する旨を伝えて中に入れてもらった。

合同庁舎の受付嬢に経緯を話すと、「訪問相手が了解すれば入館できますので、来庁者受付票に記入して下さい」と説明を受けた。PJは10月に内閣記者会の幹事社に電話をして会見出席の了解が得られる感触を得ていたが、本日(11月24日)の会見に出席したいとは伝えていなかった。もう、会見まで時間が無い。今から幹事社に事情を説明して了解を得るのは無理があるので、今回は準備不足としてあきらめた。

この記事をご覧になっている皆さんの中には、「なぜ、他に仕事を持っている市民記者(PJ)がわざわざ官庁の会見に出向いて行って記事にする必要があるのか」と、疑問を持たれる方が居るかもしれない。

会見内容はプロの記者が記事にするのだから任せておけば良い。PJは、記事の内容や掲載のスピードでプロに勝てるのか。また、記者会見要旨が知りたければ、後日、内閣府のホームページで読むこともできるだろう。というようなことを感じられるかもしれない。

確かにPJは本職の記者と比較すると、記者として活動できる日が少ないので会見に毎回出席するのは無理だ。調査力も弱くて記事の内容に厚みを出しにくい。会見でも、本職の記者のようにさまざまな質問ができる訳ではない。

単に当日の会見で発表された内容のみをまとめて記事にするだけなら文章能力の問題なので、本職の記者が書いた記事と大差ない記事が書けるだろうが、メディアが組織力で収集した関連情報を交えた記事や、過去の経緯を踏まえた記事は簡単には書けない。掲載のスピードについても、本職にはかなわない。

しかしそれでも、PJが会見を取材に行って記事を書く意義はあると考えている。例えば、故中川元外相が迷走会見を開いたときに、日本の既存メディアは直ちに報道せず、外国メディアに報道されてから報道した経緯がある。既存メディアが報道することを遠慮したのかどうかはわからないが、報道するに当たって、遠慮やしがらみのないPJが出席していれば、大臣の失態でも遠慮なく報道したと思われる。

PJは会見を庶民感覚で聞いて、庶民感覚で伝えたいと考えている。本職の記者に庶民感覚が無いとは言わないが、会見の場では、既存メディアの記者がプロであるが故に伝えない微妙なニュアンスも見つけられるのではないかという思いがある。その中に、庶民がほんとうに知りたい部分が隠れてはいないだろうか。そんな思いで会見に臨みたいと考えている。

PJが会見に出席出来るのは月に一度程度だろう。また、今はまだ、会見に出席しようと考えるPJの数は少ない。だから、影響力は無い。しかし、私のようなPJが増えてくれば、いずれ、既存メディアを刺激する効果も出てくるのではないかとひそかに期待している。【了】

■関連情報
PJニュースは一般市民からパブリック・ジャーナリスト(PJ:市民記者)を募り、市民主体型のジャーナリズムを目指すパブリック・メディアです。身近な話題から政治論議までニュースやオピニオンを幅広く提供しています。

PJ募集中!みなさんもPJに登録して身の丈にあったニュースや多くの人に伝えたいオピニオンをパブリックに伝えてみませんか。


葦乃原光晴のPJニュース
葦乃原光晴のブログ



関連記事:
タグ:
pagetop

PJ 記者