PJ: 葦乃原 光晴
「ほおずき市」と、四万六千日のご利益=東京・浅草寺
2009年07月12日 09:14 JST
四万六千日の功徳日に開かれる「ほおずき市」には、夜まで多くの人が訪れて賑わっていた。東京都台東区の浅草寺の境内にて。(撮影:葦乃原光晴、7月10日) 
【PJニュース 2009年7月12日】7月9日(木)と10日(金)の2日間は、浅草・浅草寺の四万六千日の功徳日(くどくび)にあたり、大勢の人々が観音様のお参りに訪れた。
この日に観音様にお参りすると四万六千日、毎日お参りしたのと同じご利益が得られるということで、江戸時代から庶民が盛んにお参りしてきた。浅草寺の土地部の方の話によると、7月9日、10日が土曜日曜にあたると2日間で60万人がお参りに訪れるそうだが、今年は平日なので40万人程度ということだった。
四万六千日は約126年分にあたるが、この数は、「米一升分の米粒の数が四万六千粒にあたり、一升と一生をかけた」などの諸説があるが定説は無いそうだ。
また、この日に浅草寺の境内で「ほおずき市」が開かれるが、この「ほおずき市」の起源について浅草寺のホームページに以下の説明がある。
この市は、芝の愛宕(あたご)神社の縁日に始まり、「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」といわれるなど薬草として評判であったようです。その愛宕神社の縁日は観音さまの功徳日にならい四万六千日と呼んでいたのですが、やがて「四万六千日ならば浅草寺が本家本元」とされ、ほおずきの市が浅草寺境内にも立つようになり、かえって愛宕神社をしのぎ盛大になったと伝えられています。
起源のほおずきは「千成ほおずき」で、浅草寺の「ほおずき市」でも買うことができるが実が小さくて赤くならない。現在、ほおずきを買う人の目的は「薬用」ではなく、観賞用が主なので、7月10日(金)に記者が浅草寺境内の「ほおずき市」を見て回っても、赤く大きな鉢植えのほおずきか、鉢植えよりさらに大きな切り花のほおずきがよく売れていた。
いずれにしても「ほおずき市」は浅草の夏の風物詩で、四万六千日分のご利益を観音様からいただいて、ほおずきを買って帰る人々の姿が夜遅くまで見られた。【了】
■関連情報:
四万六千日
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