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PJ: 葦乃原 光晴

真新しいブルーシート増える、不況で変わる公園の景色=東京・江東
2009年05月09日 07:02 JST


首都高速道路7号線の高架下にある堅川河川敷公園を、五の橋の上から眺めた。不況の影響で、ブルーシートの小屋が急に増えてきた。(撮影:葦乃原 光晴、5月5日) 

5月5日(火)、記者は江東区亀戸3丁目の香取神社に行くため、明治通りを自転車で北上していた。五の橋を走り過ぎるとき、橋の下の堅川河川敷公園から青い物が視界の端に入ってきた。何があったのか気にかかり自転車をUターンさせてよく見てみると、真新しいブルーシートの小屋がいくつもできていた。ホームレスが住み着いていたのだ。

 記者は、堅川河川敷公園でこんな風景を見た記憶がなかった。いつからできたのかが気になり、橋から公園に降りて行った。

 堅川河川敷公園は首都高速道路7号線の高架下にあるので雨がしのげる。公園の西の端に近いあたりで、アルミ缶や古新聞、雑誌を積み上げている場所を見つけた。その近くに、こたつにふとんを積み重ねたような場所で座っている男性を見つけ、最近の公園の変化を尋ねてみた。

 ―この公園の中で、これほど多くのブルーシートの小屋を見た記憶がなかったのですが、最近増えてきたのですか?
 「去年の10月ごろから増えてきました。最近は特に多くて、まだ3カ月の住人もいます」

 ―その中に若い人は居ますか?
 「年配者ばかりで若い人はいないですね」

 ―あなたは、ここに住むようになってどのくらいになりますか?
 「もう、10年になります」

 ―空き缶や古新聞を売って現金収入を得ているようですが、生活に困りませんか?
 「アルミ缶の買い取り価格は、去年の10月は1Kg150円だったのが、今は40円にまで下がっています。不況で金属価格が下がっていますね。しかし、米を持ってきてくれる支援者の方もいますので、わたしは食べるのに困っていません」

 ―新しく住人になった方も、空き缶や古新聞を売っているのですか?
 「そうです。毎週、火・木・土曜日に空き缶の回収業者が亀島橋のたもとに来るので、持っていけば買ってくれます。新聞は別の業者が来ます」

 5−6分間の話だったが、こんな身近な公園にも不況の影響がはっきり出ていると実感して驚いた。雨がしのげるといえども屋外だから少しは雨にぬれる。雨が本降りになってきて、小屋の上にもう一枚ブルーシートを掛ける何人かの住人の姿が見えた。公園内の小屋の数を数えてみたら、25−26あった。【了】

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