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PJ: 葦乃原 光晴

貧乏神神社で貧乏神退散!=東京・亀戸
2009年03月10日 09:08 JST


JR亀戸駅東口のショッピングモール「サンストリート亀戸」1階にある貧乏神神社亀戸分社(3月8日、撮影:葦乃原光晴) 

JR亀戸駅東口から歩いて1分のショッピングモール「サンストリート亀戸」の1階に貧乏神神社亀戸分社がある。この神社で貧乏神を追い出すことができると聞いて行ってみた。

 この神社は、神様がご利益を授けてくれるのではない。貧乏神はわたしたち自身の弱い心の中に棲んでいるそうだ。そこで、この神社で心の中の貧乏神を追い出すお参りをすると良い方向に向かうという。

 貧乏神神社の本社は長野県飯田市にあるが、本社で研修を受けたという案内人の井口楯夫さんが、お参りの作法を書いたチラシを示しながら以下のように説明してくれた。

1)「貧乏神退散!」と叫びながら、ご神木を棒で思い切り3回たたく(三打)
すると貧乏神がご神木の下の方に逃げるので、

2)「貧乏神出ていけー!」と叫びながら、ご神木を足の裏で思い切り3回蹴る(三蹴)
すると貧乏神は、ご神木の上に置いてある袋の中に逃げるので、

3)「貧乏神飛んでいけー!」と叫びながら、思い切り袋を投げ飛ばす(一投)
貧乏神を追い出したあと、さい銭箱ならぬ「退散箱」にお金を入れて、

4)「今から良いこと、ある、ある、ある!」と念じる
これで、貧乏神を神社に預けたことになるそうだ。ちなみに、「退散箱」にはいくら入れてもいいが、貧乏神と「ご縁」がないように5円だけは入れてはいけないそうだ。

 遊び心満載の神社だが、信じるものは救われるという言葉があるのでやってみた。三打、三蹴、一投をすると気分がスカッとして元気が湧いてきた。

 貧乏神神社を創建した祭主の櫻井鉄扇氏は、脱サラして起こした事業がことごとく失敗し、「貧乏はお金ではない、心の問題だ」という悟りを開いたという。チラシには、「『御利益をくださる神様』はいません。御利益は『神前で誓い』、ヤル気を起こし、自分自身で勝ち取るものです」とも書いてあった。

 発想が面白いし、実際にストレス解消の効果はある。神頼みではなく自分自身を変えるというのも共感できる。神社の人気を井口さんに尋ねてみた。「お参りに来る方は夕方が多いですね。やはり、ちょっと恥ずかしいのでしょうか」とのこと。

 お札や携帯ストラップなどのグッズも販売しているが、「貧乏神退散」と書かれた木製のストラップがよく売れるそうだ。わたしはお札を買った。「北東に貼って下さい」と教えられたので、自宅に帰り北東の壁に貼り付けた。

 不況が何だ! 失業にも負けないぞ! これから毎朝、このお札を見ながら「貧乏神退散!」「貧乏神出ていけー!」「貧乏神飛んでいけー!」と叫びながら、自分自身に気合を入れようと考えている。【了】

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