SakuraFinancialNews

PJ: 葦乃原 光晴

中高年の再就職で求められる要素は?
2009年02月20日 12:41 JST


ハローワークでは仕事探しのほかに、職業訓練の申し込みもできる(08年12月、撮影:葦乃原光晴) 

2月18日、東京・江東区のハローワーク木場で、中高年向け「就職ガイダンスセミナー」があった。1時間30分のセミナーで参加者30人の平均年齢は58歳だった。現在就職活動中の中高年の方に役立ちそうな話があったのでお伝えしたい。

雇用情勢

 最初に、現状の雇用情勢について話があった。ここ数年で雇用情勢が最も悪かったのは2002年で、そのときの有効求人倍率(有効求人/有効求職)は0.54倍、失業率は5.4%だった。その後、2007年にかけて緩やかに改善し、有効求人倍率が1.04倍、失業率は3.9%になった。しかし、2008年12月には有効求人倍率が0.72倍、失業率が4.4%まで悪化し、しかも悪化の速度が速く、2002年の最悪の状態に近づきつつある。就職活動の時期としては最悪だという。

 ただし、職種によっては有効求人倍率に大きな差があり、東京を例に取ると、事務職は0.2倍、管理職や生産は0.5倍と低いのに対し、保安は5倍、運転は3倍、医療・介護は2.5倍になっている。職種にこだわらなければ就職のチャンスはある。

 しかし、企業の採用担当者の考えとして、採用したら5年から10年は働いて欲しいと考えているので、定年までの期間が短い中高年は正社員に採用しにくい。若くても就職がなかなか決まらない人や、中高年でもすぐ決まる人がいるが、一般的には、年齢が55歳を過ぎると正社員での就職は難しく、契約社員やパート社員での働き方も検討してほしいとの話があった。

企業が求める中高年社員像

 また、企業の採用担当者が中高年の採用時に重要視したポイントについては、「本人の意欲・やる気」が最重要で、「専門的な知識・経験」は2番目、「誠実な人柄」は4番目だった。どれだけ専門的な知識や経験があっても、意欲ややる気を強く訴えなければ採用されない。

 中高年の再就職のためには、気持ちの切り換えや意識転換も必要ということで、以下の1〜8の仕事への再就職に抵抗を感じるかどうかの質問があった。

1. サービス業の仕事(マンション管理、ビル管理、介護など)
2. 補助的な仕事(戦略、方針、決済の伴わない仕事)
3. 年収が350万円以下
4. 年下の若者に部下として使われる仕事
5. 従業員50人以下の会社の仕事
6. 会社で作業着に着替える仕事
7. 通勤1時間半の仕事
8. 非正社員の仕事(嘱託または業務委託)

 それぞれ、抵抗の度合いを「強い」「中間」「ない」の3通りで答えるが、「強い」や「中間」が半分以上あれば、再就職にかなりの労力と時間がかかるそうだ。わたしは「強い」と「中間」が一つずつあったが、残りの6項目は「ない」だった。

ハローワーク以外の方法も要検討

 そのほか、参考になりそうな話としては、仕事を探す方法として、ハローワークだけでなく、人材銀行、求人情報誌、新聞の広告やチラシ、屋外広告、縁故など、さまざまな方法で探した方がいいという話だ。

 また、時間に余裕のある人は各種講習を受けたり、資格を取ったりするのもいいが、最近の講習は受講希望者が多くて抽選になる場合が多いし、資格を持っていても実務経験がないと採用に至らないケースも多いので注意が必要という話もあった。

「心の強さが勝負を分ける」

 わたしは就職活動を始めて3カ月たったが、まだ就職できていない。プロ野球の王貞治監督は、「勝負に勝つかどうかは心の強さ。心の強さが勝負を分ける」と言ったそうだ。今までのわたしは、心の強さでほかの求職者に負けていたのかもしれない。

 わたしは生活費が必要なので再就職をあきらめる訳にはいかない。どれだけ不採用が続いても、気持ちを切り換え、気持ちを強く持って試験や面接に臨むしかない。

 わたしは、昨年末から失業問題についてわたしの体験をからめて記事にしてきました。そんな中で、わたしが就職できたかどうか気にかけて下さっている方がいらっしゃって、非常にありがたく感謝しております。今後も就職活動中の方に参考になる記事は書いていきますが、わたし個人の就職活動に関する細かな内容は、別途「葦乃原光晴のブログ」に書くことにしました。下記にリンクを貼っておきましたので、よろしくお願いします。【了】

■関連情報
FXトレーディングシステムズはパブリック・ジャーナリズムの発展とPJ(市民記者)の活動を応援します。
キャッシュバックキャンペーン実施中
PJニュース.net
PJ募集中!
葦乃原光晴のブログ
葦乃原光晴のPJニュース



関連記事:
タグ:
pagetop

PJ 記者