PJ: 葦乃原 光晴
「貴殿を解雇いたします。」さあ、どうする?=(2)次の仕事をどうするか
2008年12月17日 10:17 JST
ハローワークでは仕事探しの他に、職業訓練の申し込みもできる。私は、1月から始まる「パソコン実践」コースに申込んだが、不合格の通知が来た。(撮影:葦乃原 光晴、12月15日) 
(1)のつづき。前回、「(1)求職者の現状」を書いたところ、読者の方からアドバイスや励ましのコメントを頂きました。非常にありがたく、うれしく感じ、就職活動を頑張ろうという気持ちを強く持ちました。まずはお礼を申し上げます。この記事は5回の連載を予定しております。恥ずかしながらもリストラになった私の、それ以降の思いと行動をお伝えすることによって、私と似た境遇に置かれている多くの方々の参考になればと考えている次第です。
私は平成20年12月6日(土)付けで勤務先をリストラになったが、同じ日に、同僚三人もリストラになった。もともと小さな会社だが、それでも今年の1月には社長を含めて総勢17名が在籍していた。それが、この年末には実質6名になる。それでも、仕事が無くて給料が払えなくなったと経営者が話した。
「いっそ、会社を作って僕を雇ってくれませんか?」同じ日にリストラになった同僚で、最も若い30代の男性が、喫茶店で私に話した。こんなときに会社を興して人を雇える才覚が私にあれば、サラリーマンにはなっていない。私は45歳のときに、それまで勤めていた銀行を辞めて、文筆家を目指したことがあった。しかし、才能の無さと孤独の苦しさに負けて挫折し、故郷に戻った。故郷で再起を誓って再就職したが、地方の景気は長期低迷状態で、1年後に再就職先をリストラになり、その後、パート社員で食いつなごうとしたが、ワーキングプア状態だった。結局、仕事を求めて東京に戻って来たという経緯がある。
働かなくても暮らしていける蓄えがあれば問題はない。自分ひとりで稼いでいける技術や能力があれば問題はない。しかし、何もない者は誰かに雇われて収入を得なければ仕方がない。「宝くじが当たればいいな」とは、よく思う。しかし、買っても当たらないから仕事を探す。
インターネットのコミュニティーサイトの日記にリストラになったことを書き込んだら、親切な女性が「転職エージェント」というのを教えてくれた。調べてみると、パソナキャリア、リクルートエージェント、type等の会社が出てきた。(関連情報にリンクあり)
個人の氏名、住所等の基本情報と、転職希望条件、経歴等を登録すると、無料で求人情報の検索や転職に関するアドバイスが受けられるというものだ。インターネットに接続できる環境があれば、自宅に居ながらにして求人に応募できるという手軽さが良い。早速登録し、2社に応募してみた。応募した翌々日に回答メールが届いた。リアクションが早くて良い。しかし、書類審査の結果は2社とも不採用だった。
会社によって求人情報に特色があるようで、私が最初に登録した転職エージェントはIT企業が多いように感じた。そこで、「質、量ともに国内最大級の求人情報をご提供」と書いてあった会社にも登録して求人情報を調べてもらった。すると数日後、「登録データを拝見させて頂きましたが、現在業務経験おありの分野でご紹介できそうな求人案件が残念ながらございません。今後、ご希望に沿える案件が入り次第、ご連絡申し上げます」とのメールが届いた。
企業にしてみれば、特筆すべき資格や能力を持たない中高年は、単にサラリーマンを長く務めただけの人間に映るらしく、魅力が無いのだろう。あるいは私の、自分自身のPRの仕方がまずいのかもしれない。
私は今、転職エージェントに登録しているものの、ハローワーク中心で仕事を探している。ハローワークの担当者は、「応募するときは、『何としてもこの会社に入るぞ』という意気込みを持って応募書類を書いて下さい。特に職務経歴書は質の高さがポイントです」と言って、履歴書や職務経歴書の書き方が載っているサイトを教えてくれた。(関連情報にリンクあり)
多くの会社に応募しないと面接にさえたどり着けない。しかし、数多く応募すれば何でもいいというものでもない。一件一件求人情報をよく調べて、応募書類に記入するときは「何としてもこの会社に入るぞ」という気合を入れて書けば、採用担当者にも気持ちが伝わるということだ。
担当者は、こんな話もしてくれた。「あなたはまだ52歳で若いのです。先日、68歳の男性が就職しましたよ」。自分で自分を低く評価してしまってはいけない。次回は、雇用保険の申請等、失業に伴って発生する手続きについて書きます。【つづく】
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