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PJ: 平田 朱美

「島原半島ジオパーク」の面白さはジオツアーガイドにあり(下)=長崎
2010年04月19日 09:19 JST


島原半島にある小さな火山「女島」は155万年前に海底に噴出した玄武岩のマグマ活動によって形成された。現在は地質調査が進行中で、いずれジオツアーに加わる予定だそう。大小の断層や針葉樹と思われる化石などが観察できる。写真は「女島」での地質調査の様子=長崎・南島原市加津佐町(撮影:平田朱美、4月14日) 

【PJニュース 2010年4月19日】(上)の続き日本で初めて「世界ジオパーク」に認定された島原半島ジオパークでは雲仙岳災害記念館平成新山ネイチャーセンターを中心に火山の地形・景観を楽しむため、ジオパークをめぐるツアー「ジオツアー」観光客が増加している。

南島原市加津佐町の加津佐海水浴場に隣り合う、小さな火山「女島」で行われた地質調査に、筆者が同行することができた。有明海は干満の差が日本一であることは有名だが、調査に訪れた14日午後は干潮時にあたり、島の周りにある岩場が海に沈まないうちに調査を行えるということであった。

ちょうどそのころ、マレーシアでは「世界ジオパーク」認定授与式の真っ最中であっただろう。

「女島」は155万年前に海底に噴出した玄武岩のマグマ活動によって形成された。現在は地質調査が進行中で、いずれジオツアーに加わる予定だそう。大小の断層や針葉樹と思われる化石などが観察できる。

この日は「女島」の周囲を一周しながら、たっぷり3時間をかけて行われた調査により、新たな発見もあったそう。この結果がジオツアーにも反映されるという。はじめはただの岩のかたまりに見えても、ジオツアーガイドによる説明で、生き生きとした数百万年前の地球の姿を想像でき、岩や石ころが私達に語りかけてくれるような感覚になる。ジオツアーの醍醐味がここにある。【了】

■島原半島ジオパーク事務局おすすめのジオサイト
第1位「龍石海岸」では50万年前の雲仙火山のはじまりの地層を観察できる。
第2位「早崎玄武岩」では約430万年前に噴出したとされる溶岩流は島原半島のはじまりとされる。
第3位「平成新山」雲仙普賢岳の噴火で出来た最新の火山を観察できる。

ジオサイトをめぐるには個人でドライブがてら行くことができるモデルツアーがあるほか、ガイドが付くジオツアーに参加するには雲仙岳災害記念館がジオツアーイベントを定期的に行っている。また数人以上集まれば、ガイドがついてオリジナルのツアーを開催してくれるそう。参加したい場合は雲仙岳災害記念館またはNPO法人がまだすネット事務局で電話で受け付けている。

お問い合わせ先:
雲仙岳災害記念館
〒855-0879長崎県島原市平成町1番地1
TEL:0957-65-5540
FAX:0957-65-5542

NPO法人がまだすネット事務局
〒854-0514長崎県雲仙市小浜町北本町14-39
TEL:0957-75-0666

※ジオ(geo-)とは:「土地」「地球」「地理」を表す。
ジオツーリズムとは:地質学と地形学、景観、地形、化石床、岩石と鉱物などの自然資源を対象として行われる観光である。
ジオサイトとは:ひとつの景観、地形グループ、単独の地形、岩石の露頭、化石床あるいは化石が存在する場のこと。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

■関係情報
【PJニュース】「島原半島ジオパーク」認定授与式がマレーシアで開催(上)=長崎
雲仙岳災害記念館
平成新山ネイチャーセンター
土石流被災家屋保存公園道の駅「みずなし本陣ふかえ」

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PJ 記者