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PJ: 安居院 文男

黄葉の前に街路樹の枝を剪定
2009年11月28日 08:12 JST


空から金色の葉が落ちてくる (撮影 安居院 文男) 

【PJニュース2009年11月28日】渋谷行きのバスに乗って、道路沿いの木々が黄葉しているのを眺めていた。神宮の公孫樹(いちょう)も今が見ごろらしい、そろそろこのあたりも、黄葉してきたなあ等と、ぼんやり眺めていた。青葉台2丁目に向かって、坂道をバスが下ってゆく。山手通りの手前の信号のところで、工事中になり、工事の車が止まっていた。忙しそうに工事の人が手にブロワを持って、公孫樹の落ち葉を吹いて集めている。

どうやら、工事は、黄色くなりかかっている公孫樹の葉のついた枝を、切り落としているようだ。枝が切り落とされた木もある。冬支度と言えば冬支度。夏は強い日差しをさえぎってくれた緑が、秋にきれいな黄色になろうとするときに、枝を切り落として丸坊主の枯れ木のような姿になってしまうのは、美しさから見ると大変残念だ。落ち葉が道路や歩道に落ちると、掃除が大変だからだろうか。

このあたりは、神宮ほどの景観ではないので、役所も葉が落ちる前に切ってしまおうというのだろうか。街路樹の下が土だったらそうでもないが、コンクリートの歩道の上では、いつまでも土になじまず、掃除が大変なのかもしれない。それにしても、秋のムードを醸し出す公孫樹の葉を、黄葉の前に切り落とすのは、ちょっと納得できない。そんなことを思いながら、帰りは自宅近くの駅ではなく、いくつか前の駅でバスを降りて、公園の中を歩いた。

夕日を受けて、桜の紅葉が赤く、公孫樹の黄葉も盛りだった。平日の夕方の公園は、人気も少なく、たくさんの落ち葉が、色とりどりに地面を飾っていた。こういう風景を見ると、何となく心が和む。コンクリートの歩道に落ち葉が落ちると面倒なのかもしれないが、殺伐とした都会の黄葉を見る、心の余裕が欲しいと思うのは、非効率なのだろうか。【了】

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