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PJ: 安居院 文男

地層が階段に=代官山インスタレーション2009
2009年11月04日 07:35 JST


地下にあるGT広場の階段に現れたローム層 (撮影 安居院 文男 目黒区 1日) 

【PJニュース11月3日】11月の1日から23日まで、渋谷区代官山の旧山手通りと、東急東横線中目黒駅のGTタワー広場で、代官山インスタレーション2009という、街頭アート展が開かれている。国交省、東京都、目黒区、渋谷区が後援している。

1999年から、二年に一度ある代官山インスタレーションは、2009年で第6回展となる。槇文彦、中原佑介、川俣正の審査員により、469点の応募作品から、10のプランを街並みに展示している。インスタレーションとは、オブジェだけでなく、光、音、動きなどを取り入れた現代芸術だ。主催者は場所の魅力と個性を深く読み込んだ作品を展開することで、代官山という街を再発見し、新たな代官山の文化を発信していくことをねらっている。

作品を作っているときに、地域の人々と出会い、また、協働することで、街のコミュニティを再生するという、街づくりの一助とすることも考えている。会期中、いろいろなところで、ワークショップなどの、イベントがあるのも楽しい。

中目黒のGTタワー広場には「代官山ローム層」が、広場に下りる階段の垂直面に張り付けられている。広場から見上げると、階段が褶曲(しゅうきょく)する地層のように見える展示だ。これは、千葉工大の小林祐氏と、日大の小林麻梨菜氏の共作による。その心は、都市は大地に根差したものなのに、私たちはそれを忘れていないだろうか。地層を表して、それを問うこと。同じ広場には、「Look Up Rain」という武蔵野美大の保坂安美氏の展示もあり、広場の石の椅子で休む人に、雨の音が聞こえてくる。

代官山地区には、「Urban Voyager」、「モクモクモク-3週間分のケンチク」、「縫合」、「向こう側」、「他知人」、「丘の音楽家」、「水響」、「tsunagari」など8つのインスタレーションがある。ひと時、日常の中の非日常に浸るのもいい。【了】

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